川口能活氏以来の記録! 浦和18歳守護神が快挙、J1デビューから3試合連続無失点
神戸戦で2-0の無失点勝利に貢献、4試合連続となれば新記録達成
浦和レッズのU-24代表GK鈴木彩艶が、22日のリーグ第15節ヴィッセル神戸戦で2-0の無失点勝利に貢献。これでJ1デビューから3試合連続無失点となり、元日本代表GK川口能活氏の記録に並んだ。
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浦和は前半から劣勢だったものの、最終ラインの踏ん張りもあり大きなピンチはなく後半へ入ると、同2分に先制した。そして、同19分に鈴木の見せ場がやってきた。神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが浦和の右サイドを突破するとペナルティーエリア内に侵入。角度がないながらも右足インサイドでコースを狙ったシュートを放った。
鈴木はこの場面で「角度的にコースがあまりなかったので、先に動くのではなくボールに対して反応する対応で」と冷静に判断し、左手でセーブ。弾いたボールを詰められ、そこをDF岩波拓也のブロックに救われただけに「あの混戦の中に弾いてしまうと詰められてしまうので、キャッチにいくのかもっと大きく弾くのかはこれからの反省点」と話したものの、大きなプレーになった。
これでJ1デビューから3試合連続無失点の鈴木は、川口氏による1995年の4月26日、柏レイソル戦でのJリーグデビューからの連続無失点記録に並んだ。仮に次の試合も無失点で終えて4試合連続となれば、新記録達成になる。
20日には18歳にして飛び級で東京五輪を目指すU-24代表へ選出されたばかりだが、「僕としては(代表に)選ばれたことは頭になく、いつもどおりチームのために勝利したい気持ちだった」と、冷静に話す。そして、「(川口氏は)若いころからレギュラーとしてプレーしていて、その時から落ち着きがあったので、僕も若いからどうこうではなく落ち着いてプレーできるようになっていきたい」と、すでに風格を漂わせるような落ち着きで話した。
浦和を率いるリカルド・ロドリゲス監督も「将来的にA代表や浦和で定着していく選手」と高く評価する鈴木が、浦和のゴールに連続無失点のシャッターを下ろしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)