1982年度「日本人ベスト11」 エース大久保、GK川島…“万能MF”今野の起用法は?

(左から)大久保、川島、今野【写真:Getty Images】
(左から)大久保、川島、今野【写真:Getty Images】

【日本人選手・年代別ベストイレブン|1982年度生まれ編】FW陣に代表歴のある選手が多数、大久保嘉人はトップ下で起用

 日本代表やJリーグに数多くのタレントを輩出した輝かしい世代はいつなのか。ここでは日本の“学年”の区切りに合わせた年度別の「年代別ベストイレブン」を編成。今回は1982年度(82年4月2日~83年4月1日)生まれを見ていく。

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 1982年度生まれの日本人Jリーグ経験者は129選手もいる。このうち、日本代表として国際Aマッチを戦ったのは、わずか9名のみ。それでも代表キャップ90超えの守備的な選手が2人も輩出されている。

 ポジション別に見ると、日本代表経験者が最も多いのはFWだ。Jリーグ歴代最多得点者である現セレッソ大阪のFW大久保嘉人は、国際Aマッチ60試合6得点と、代表での実績も他の選手を大きく引き離している。残りの3選手はFW田中達也(16試合3得点)、FW田代有三(3試合出場)、FW坂田大輔となっている。坂田はAマッチの出場こそ1試合にとどまったが、2003年のワールドユース選手権(現・U-20ワールドカップ)では4得点を挙げて得点ランクのトップに立っている。

 この年代のベストイレブンに彼らを入れる場合は3トップにして、大久保をトップ下に配置するのがいいだろう。高さのある田代をセンターフォワードに、スピードのある坂田、ドリブルが魅力の田中を両ウイングに置き、ミドルシュートも得意とする大久保が2列目から狙う算段だ。

 中盤の選手ではMF小林大悟(1試合)と、MF今野泰幸(93試合4得点)が、日本代表歴を持っている。静岡出身の小林は、東京ヴェルディや大宮アルディージャで活躍し、イビチャ・オシム監督の率いる日本代表に招集された。その後、ノルウェーやギリシャでプレーしている。現在J2のジュビロ磐田に所属する今野は、日本を代表する守備のマルチロール。中盤の底だけでなく、センターバックもサイドバックも幅広くこなす。トップ下に大久保と小林、アンカーに今野が入る中盤は、非常にバランスが良さそうだ。

 だが、最終ラインの顔ぶれとのバランスを考慮すると、今野は左サイドバックでの起用が最善策か。代わりにアンカーには、鹿島アントラーズ時代にボランチでプレーしていたDF青木剛を置いた。

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