「素晴らしい経験」 本田、劇的リーグ優勝に“感謝”…日本代表DFや総合格闘家も祝福

ネフチ・バクーで活躍するMF本田圭佑(写真はボタフォゴ時代のもの)【写真:Getty Images】
ネフチ・バクーで活躍するMF本田圭佑(写真はボタフォゴ時代のもの)【写真:Getty Images】

ネフチが最終節で劇的な逆転優勝、本田が公式SNSに優勝セレモニーの写真を投稿

 アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーの元日本代表MF本田圭佑は、現地時間19日に行われたリーグ最終節の首位カラバフ戦に先発出場。0-0の後半24分にベンチへ下がったなか、チームが終了間際に劇的な決勝ゴールを奪い逆転優勝を果たした。本田は自身の公式インスタグラムに優勝時の歓喜の写真を投稿し、「素晴らしい経験を与えてくれてありがとう」と感謝の言葉を綴ると、国内外のファンから反響を呼んでいる。

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 昨年末にブラジル1部ボタフォゴを退団した本田は、2月にポルトガル1部ポルティモネンセへの加入が決定。だが、選手登録が不可能となるアクシデントに見舞われ、急転直下の破談となり新天地を模索していた。そのなかで今年3月、新たな挑戦の舞台として、自身海外8カ国目となるアゼルバイジャンの強豪ネフチと正式契約した。

 そして4月4日の第21節スムカイト戦(0-2)で新天地デビューを飾ると、第25節ケシュラ戦(3-0)と第26節で2試合連続ゴール。チームも6戦無敗(4勝2分)と勢いに乗るなか、勝ち点1差の首位カラバフとの最終節をホームで迎えた。

 先発に名を連ねた本田だったが、得点に絡むことなく0-0の後半24分に1人目の交代選手としてベンチに下がった。引き分けのままでは優勝できないネフチだったが、後半45分に左サイドからのクロスを最後は途中出場のFWアフメド・アフメドフが蹴り込み、値千金の決勝ゴール。ネフチがドラマチックな逆転劇で、2012-13シーズン以来となる8年ぶり9回目のリーグ優勝を果たした。

 本田にとっても、リーグ優勝を味わうのはCSKAモスクワ時代の2012-13シーズン以来のこと。在籍期間が短いとはいえ、タイトルを手にした喜びは格別のようで、自身の公式インスタグラムに表彰式の写真や優勝Tシャツを着て同僚らと写る写真を6枚投稿。「チャンピオン ネフチのすべての人々におめでとう、そして私にこの素晴らしい経験を与えてくれてありがとう」と感謝の言葉を綴った。

 この投稿に日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)が万歳の絵文字で反応したほか、アゼルバイジャンの男性総合格闘家トフィック・ムサエフも拍手の絵文字を送った。また海外ファンも反応しており、「偉大な男、ありがとう」「レジェンド」「ネフチに残って」「本田ありがとう。あなたはキングだ」などの声が寄せられていた。

 ボタフォゴの退団騒動からポルティモネンセ入り破談など、激動のシーズンを過ごした日本人レフティーだが、8カ国目のリーグで優勝の歓喜を味わった。

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