「このままで終わりたくない」 浦和GK西川、先発出場の“シャットアウト”に込めた意地
リーグ戦では18歳GK鈴木彩艶にスタメンを譲るなか、ルヴァン杯最終戦で意地の活躍
浦和レッズの日本代表GK西川周作は、19日に行われたルヴァンカップ・グループステージ最終節横浜FC戦で、リーグ戦でのスタメンから外れて以来初出場。ピンチを救うセーブも見せ、2-0の勝利と首位通過に貢献した。
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リカルド・ロドリゲス監督が就任した浦和は今季、シーズン開幕から西川がリーグ戦、18歳のGK鈴木彩艶がルヴァンカップのゴールを守ってきた。しかし、5月1日のリーグ第12節アビスパ福岡戦(0-2)で西川がミスと言えるような2失点への絡み方をすると、9日のリーグ第13節ベガルタ仙台戦(2-0)、16日の第14節ガンバ大阪戦(3-0)は鈴木がリーグ戦のゴールを守った。
立場が逆転した形で迎えた横浜FC戦にスタメン出場した西川に訪れた最大の見せ場は、1-0とリードして迎えた前半10分だった。浦和はコーナーキックからカウンターを許すと、MFマギーニョに突破を許した。ゴール正面から独走してくるマギーニョに対し、ペナルティーエリアの外まで飛び出した西川が対峙し、ループシュートをヘディングでブロック。絶体絶命のピンチを守った。
この場面で、西川はプレー次第では決定機の阻止によって退場処分になる可能性を頭に入れたうえで対峙していたという。
「宇賀神(友弥)選手がプレッシャー(をかけ)に行って、ボールが股を通ったと思う。そこでボールが長くなって、(クリアに)行こうかと思ったけど、マギーニョ選手も足が速いので、前に出て(足を)引っ掛けて退場が頭によぎった。そこで我慢して、抜きにかかられたら体をぶつけてでも止めることを考えていたけど、うまく対応できたと思う。あそこから横にシュートが来れば、手は出そうと思わなかった。嫌だったのはドリブル。落ち着いて守れたと思う」