福岡監督、肘打ちによる“歯折れ”交代に静かに怒り 「ちょっと信じられないジャッジ」
後半5分、鳥栖FWドゥンガの左肘がグティエレスの口元を直撃して歯が2本折れる
アビスパ福岡は19日、ルヴァンカップ・グループステージ第6節サガン鳥栖戦で4-1と快勝した。FW城後寿が2ゴールを挙げるなど、理想的な形で得点が奪えたなか、スペイン人DFカルロス・グティエレスが相手選手に肘打ちを食らい、歯が欠けて負傷交代する事態となり、長谷部茂利監督は試合後のオンライン会見で「ちょっと信じられないジャッジ」と静かに怒りをにじませた。
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グループステージ敗退が決まっていた3位の福岡は、前半8分に10番のFW城後のゴールで先制。1点のリードを保って後半に突入する。
アクシデントが起こったのは後半5分だ。福岡DFグティエレスがハイボールに対応しようとした際、鳥栖FWドゥンガの左肘がグティエレスの口元を直撃。2本の歯が折れ、出血も確認できる状態だった。
池内明彦主審はドゥンガに対し、イエローカードを提示。判定に抗議していたグティエレスは止血した後に一度ピッチに戻ったが、後半16分にDFドウグラス・グローリと交代になった。
チームはその後、城後、FW石津大介、FWフアンマ・デルガドとゴールが生まれ、最終的に4-1で快勝。長谷部監督は「狙い通りの形で得点が取れた。攻撃は良かった」と話したが、オンライン会見の冒頭、グティエレスの負傷交代に関しては毅然とした態度で見解を述べた。
「大きな怪我になっている。ちょっと信じられないジャッジ。自分で(負傷した)というより、相手に傷つけられたような状態。私も熱くなってしまった」
公式戦9戦無敗(7勝2分)と好調を維持するチーム状況だけに、大事に至らないことを祈るばかりだ。
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