トッテナム関心報道の鎌田はデレ・アリより上? 得点率と一貫性を英メディア評価
トッテナムが上位4チームに舞い戻るためには、計算できるゲームメーカーが必要と分析
ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、ドイツ紙「ビルト」でプレミアリーグのトッテナムが獲得に関心を示していると報じられた。イングランド代表FWハリー・ケイン、韓国代表FWソン・フンミンを擁しながら欧州カップ戦圏外の6位に甘んじるなか、英メディアは鎌田が既存のイングランド代表MFよりも活躍すると見立てている。
「トッテナムの噂:スパーズは15アシストのスターを望んでいる」
このように見出しを打って取り上げたのは、英メディア「GIVE ME SPORT」だ。記事では冒頭、トッテナムが今夏に鎌田の獲得に関心を持っているという「ビルト」紙の報道内容を紹介。フランクフルトは1試合を残して今季5位以下が確定しており、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃しただけに、鎌田が「CLで優勝したい」と話していることも、トッテナムにとって「追い風になる可能性がある」としている。
また、同メディアは今季の鎌田の活躍を基に、トッテナムに加わった場合の貢献度を既存戦力であるイングランド代表MFデレ・アリを引き合いに出して予測している。
「カマダはゴールへの貢献という点で、キャリア最高のパフォーマンスを見せている。ドイツ1部で5得点15アシストを記録。ハリー・ケイン(13)でさえ、鎌田のアシスト数には及ばない。そして、バイエルン、RBライプツィヒ、ドルトムント、ヴォルフスブルクと今季上位4チームにゴールを決める“ビッグゲームプレーヤー”でもある。
彼はデレ・アリが提供していないものをスパーズにもたらすだろう。一貫性だ。鎌田は毎週、ハイパフォーマンスを披露している。意のままにチャンスを作ってきた。それはデレ・アリができなかったことだ。スパーズが来季トップ4に戻るには、シーズンを通してゴールを生み出せる選手が必要だ。直近1年に基づけば、鎌田はデレ・アリよりもそれを実現できるだろう」
フランクフルトは鎌田の移籍金を3000万ユーロ(約40億円)に設定しているとされるが、果たしてシーズン終了後に新天地に旅立つことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)