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- 1967年生まれ「世界ベスト11」 天才バッジョが軸、カニーヒアら“個性派”も並ぶ豪華布陣
1967年生まれ「世界ベスト11」 天才バッジョが軸、カニーヒアら“個性派”も並ぶ豪華布陣
中盤には司令塔メラーとガスコイン、3バックの顔ぶれも豪華
バッジョがトップ下に入る中盤には、ドイツの異才である元ドイツ代表MFアンドレアス・メラーを入れる。自らゴールも決められるアタッカーであり、チャンスメーカーでもあったメラーはセットプレーも得意。代表では90年イタリアW杯では控えメンバーだったが世界一を経験し、96年欧州選手権(EURO)では中心選手として母国を優勝に導いた。クラブでも司令塔として、97年にはドルトムントをトヨタカップ(現・FIFAクラブワールドカップ)優勝に導いている。
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もう1人は、元イングランド代表MFポール・ガスコインは外せないだろう。サッカー選手というよりも、ラグビー選手のような体型だったが、素晴らしいドリブルテクニックとパスセンスで、イングランドらしからぬ選手だった。国民に愛されるキャラクターだったが、ピッチ外ではトラブルが絶えなかった一面も。そして中盤の底にはもう1人の「ポール」、元イングランド代表MFポール・インスを配置する。ハードワークを厭わず、激しいチェックでボールを奪い取るインスは、最前線への飛び出しも大きな武器だが、バッジョ、メラー、ガスコインが並ぶチームでは、守備に徹することとなりそうだ。
最終ラインは中央にザマー、その左右を元ルーマニア代表DFゲオルゲ・ポペスクと元イタリア代表DFチロ・フェラーラで固める。ポペスクはPSVやバルセロナなどで活躍した名DFで、ルーマニアの年間最優秀選手に6度も選出されている。またフェラーラは、サイドバックとセンターバックの両方をこなし、ナポリ、ユベントスで守備の要として活躍。両クラブで通算7度のセリエA優勝を経験している。
ベストイレブンのGKは、レアル・マドリードでもプレーした元ドイツ代表GKボド・イルクナーの一択だろう。90年イタリアW杯を制したドイツの正守護神であり、レアルでもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を果たしている。
セカンドチームには、Jリーグでもプレーした元パナマ代表FWホルヘ・デリー・バルデス(元大宮アルディージャほか)、元フランス代表DFバジール・ボリ(元浦和レッズ)らを選出。90年W杯や94年W杯で活躍した名手たちが並んでいる。
彼らが生まれた67年は、イングランドがW杯初優勝をした翌年であり、チャンピオンズカップ(CLの前身)ではセルティックが初優勝を遂げ、イングランドのクラブに先んじて英国クラブとして初の欧州制覇を成し遂げた。その年に生まれたガスコイン、インスは、同国を代表するMFとなった。