【月間表彰】「今年の浦和の象徴」 栗原勇蔵×西大伍対談…大分戦のボレー弾を称賛

栗原勇蔵氏が、西大伍のボレーシュートを選出【写真:Getty Images】
栗原勇蔵氏が、西大伍のボレーシュートを選出【写真:Getty Images】

4月のベストディフェンシブプレーヤーは浦和の西大伍のボレーシュートを選出

 スポーツチャンネル「DAZN」とパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」との連動企画で、元日本代表DFとして活躍した栗原勇蔵氏は4月のJリーグ「月間ベストディフェンシブプレーヤー」に今年、浦和レッズに移籍したDF西大伍を選出。4月25日に行われた第11節大分トリニータ戦(3-2)の前半3分、左サイドバックのDF山中亮輔から右サイドバックの西へとボールが渡り、ゴールが生まれたシーンを「今年の浦和の象徴かな」と称した。プライベートでも仲が良いという2人。対談では4月に入って4勝1敗と上昇気流に乗った浦和のチーム状況や、ベテランとなった西の目指すものについても話が及んだ。

◇   ◇   ◇

栗原 久しぶりです。

西 お疲れ様です。

栗原 実は横浜F・マリノス以外の選手をインタビューするのは初めてなので、よろしくね!

西 そうなんですか? よろしくお願いします!

栗原 DAZN月間表彰という企画で「月間ベストディフェンシブプレーヤー」というのを自分が毎月選んでいるんだけど、4月のベストディフェンシブプレーヤーに第11節の大分トリニータ戦で開始3分に西大伍が決めたダイレクトボレー弾を選出させてもらいました!

西 めちゃくちゃありがちなシーンを選びましたね(笑)。

栗原 そうそう(笑)。「ディフェンシブプレーヤー」という賞なんだけど、なぜか得点シーンを選ばせてもらいました。

西 ですね。

栗原 左サイドバックの山中亮輔から逆サイドのサイドバックへアシストしてゴールを決めるという、マリノスだと結構見られるシーンなんだけど、他のチームだとなかなか見られないシーンだったので、それが今年の浦和レッズの象徴でもあるのかなと。それと、大伍のシュートセンスが素晴らしかったので選ばせていただきました。

西 ありがとうございます。

栗原 このシーンはどの時点で「この辺に来るな」って思ったの?

西 最初は横パスをもらって展開するか、シュートを打つか、どうしようかなって考えていたんですけど、前に相手DFがいなかったので、それなら前でボールをもらったほうがいいなと思って前に走ったらパスが来ました。シュートはたまたまです(笑)。

栗原 え? そうなの?

西 はい。なんかちょっと脛にも当たった感じでしたし。

栗原 でも、ふかさないように抑え気味に打ってるよね?

西 そうですね。

栗原 このシーンを見る限り、今年のレッズは、戦術的にサイドバックは自由にというか、自己判断で動いていいよ、って感じなのかな?

西 片方が外に行ったら、もう片方は中に入るとか、攻めているときの決まりというのは一応あるんですけど、ある程度、自分の判断で行くことも許されている感じですね。

栗原 自分はすごく大伍に合ってると思っていて、それは大伍自身が判断力とか、サッカーIQがすごく高いと感じているからで、だから変に戦術に縛られるよりも、ある程度自分の判断で自由にプレーできている今年のレッズは合ってるのかなと思っているんだけど、どうですか?

西 自分でも監督から信頼してもらっている感覚はありますし、自分の長所がチームというか監督が必要としているところと合っているなとは感じますね。僕自身がいろんなチーム、監督の下でやってきたからこそ、感じるのかなとも思いますね。

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