ジダン監督、“退任表明”報道を否定 「今、選手たちにどのように伝えるというのか」
レアルはアウェーでビルバオ相手に1-0で勝利 試合後ジダン監督が進退について言及
レアル・マドリードは現地時間16日、アウェーで行われたリーガ・エスパニョーラ第37節で、アスレティック・ビルバオに1-0で勝利を収めた。試合後、ジネディーヌ・ジダン監督が、退任報道について言及したことを現地紙が報じている。
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首位のアトレティコ・マドリードを勝ち点差2で追う2位のレアルは、ビルバオの敵地に乗り込んだ。逆転優勝するために残り2試合で勝利が求められるレアルは、序盤からボールを保持する展開が続くものの、ビルバオの牙城を崩すことができずスコアレスで折り返す。
後半に入っても同じ展開が続くなか同23分、左サイドからのクロスが一度は跳ね返さるも、中央でボールを拾ったブラジル代表FWロドリゴが右サイドにいた同代表MFカゼミーロへのパスを選択。中に折り返すとファーサイドに走り込んでいたスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスが太ももで押し込み、先制点を奪った。その後はビルバオに押し込まれる場面を作られたが、この1点を守り抜き勝ち点3を獲得した。
現地紙「マルカ」は試合後、最終節ビジャレアル戦に向けたジダン監督のコメントを紹介。「自分たちの試合をするのみ。難しい試合になるだろう。自分たちに集中しなければならない」と気を引き締める。
さらに、現地メディアを賑わせている去就問題について「全力を懸けて戦っている今、選手たちにどのように伝えるというのか」と報道を否定した指揮官は、「外からものを言う時は好きなように言うことができるが、私は絶対に選手たちにそのようなことは言わない」「自分の将来について話すことはできない。今最も重要なのは残っている最後の試合だ」と続けた。
リーグ連覇を目指すレアルは、最終節にビジャレアルと対戦する。近年稀に見る混戦模様となっているリーガだが、レアルは逆転優勝を果たすことができるだろうか。