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1981年度「日本人ベスト11」 阿部、闘莉王らW杯16強戦士が軸…“谷間”ではない実力派世代
強固な最終ライン、特筆すべきはセカンドチームの充実ぶり
そして4バックとした最終ラインは、左右どちらでもハイレベルにこなす駒野を右サイドバック(SB)に入れ、センターバック(CB)の軸は闘莉王で決まりだ。CBのパートナーは、“常勝軍団”鹿島アントラーズでキャプテンも務め、数々のタイトル獲得に貢献したDF岩政大樹で文句なし。高さと強さを兼ね備える2人のコンビで、堅守を築いてくれるはずだ。
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左SBは本職の選手で最も実績があるのは、浦和レッズやヴィッセル神戸でプレーしたDF相馬崇人だが、ここはアテネ五輪代表でキャプテンを務めたDF那須大亮を、横浜F・マリノス時代などに経験があるこのポジションに回したい。主にボランチやCBでプレーしたユーティリティーな那須は、A代表経験こそないものの、Jリーグで6クラブを渡り歩きJ1で400試合に出場。数々のタイトルを獲得し、自身も2003年にJリーグ新人王に輝いている。
日本代表経験者がいないGKは選択が難しいが、現在も浦和に在籍し、FC東京や大宮アルディージャでもポジションをつかんだGK塩田仁史をベストイレブンに推したい。
なお、この年代で特筆すべきはセカンドチームの充実ぶりだろう。FC東京やセレッソ大阪などで活躍したDF茂庭照幸のほか、高松、石川、佐藤勇人というA代表経験者も名を連ね、森﨑兄弟、鹿島黄金期を支えたMF野沢拓也など実力者揃い。こちらもかなりバランスの良いチームが完成しており、かつては「谷間の世代」とも揶揄された1981年度組の、選手層の厚さを強く感じさせる。