クーマン監督、大エースのバルサ残留を懇願 「メッシなしでプレーするのは不可能」
メッシの今季30得点目で先制するも、本拠地でセルタに敗れて優勝の可能性が消滅
バルセロナは現地時間16日、本拠地でのリーガ・エスパニョーラ第37節でセルタと対戦。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの今季30得点目で先制するも、1-2と逆転負けを喫し、優勝の可能性が消滅した。心痛のロナルド・クーマン監督は、「メッシなしでプレーするのは不可能」と、今季限りでの退団が噂される大黒柱の必要性を訴えた。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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首位アトレティコ・マドリード、2位レアル・マドリードとの熾烈な優勝争いを繰り広げていたバルセロナ。2試合連続引き分けと足踏みしているなかで迎えたセルタとのホームゲームは、前半28分にメッシがヘディングシュートを決めて先制に成功する。しかし、同38分にはセルタに左サイドから崩され、最後はMFサンティ・ミナのミドルシュートが決まって同点とされてしまう。1-1で折り返した後半38分にはフランス代表DFクレマン・ラングレが退場となり、数的不利となった。
そして終了間際の同44分、右サイドのMFアウグスト・ソラーリのクロスがゴールポストに当たった跳ね返りから再びミナに決められ、セルタに勝ち越しを許した。10人のバルセロナにここから逆転する力は残っておらず、1-2で痛恨の黒星を喫した。
これで今季バルセロナの優勝の可能性は消滅。チームを率いるクーマン監督は前半の戦いぶりについては「良いプレーをしていた」としつつも、「彼らの攻撃は1回だけだった。1-1でドレッシングルームに向かったが、メンタル的には非常に厳しかった」と優勢のなかで同点に追いつかれる試合展開を反省。そして、退場者も出して勝ち越しを許した後半については、「良くなかった。最終的に1-2となったが、こういうことは運がない時に起こるものだ」と、運にも見放された敗戦だったと振り返った。