W杯最多得点男のキャリア終焉の地は米MLSか ドイツの伝説的FWに2年契約オファー

ラツィオのFWクローゼの契約満了を受けNYレッドブルズが獲得に乗り出す

 サッカー界最大の祭典であるワールドカップ(W杯)で、最多得点記録を保持する男のキャリア最後の舞台はアメリカになるのかもしれない。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、ラツィオの元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼにアメリカMLSから2年契約のオファーが舞い込んでいると報じている。

 クローゼとラツィオの契約は、今季終了時点で満了を迎える。15日にリーグ最終節をホームで迎えるラツィオは、引退を示唆したこともあるドイツ人ストライカーを送り出すとしている。しかし、そのキャリアはまだ続く可能性がある。アメリカMLSのニューヨーク・レッドブルズがクローゼに対して2年契約を用意し、現役続行のオファーを出すと報じている。

 クローゼは、ポーランドとドイツの両代表チームから選出の誘いを受けたがドイツ代表を選択。2002年の日韓大会がW杯デビューになったが、7試合で5得点と大爆発でチームの準優勝に大きく貢献。華々しいW杯デビューを飾った。さらに06年の地元ドイツ開催の大会でも7試合に出場して5得点を決め、大会得点王に輝いた。続く10年南アフリカW杯でも4ゴールを挙げて、通算14得点に伸ばすと元ドイツ代表のレジェンドである“爆撃機”ゲルト・ミュラーの記録に並んだ。

 36歳で迎えた14年ブラジル大会では、グループリーグ第2戦のガーナ戦のゴールで、元ブラジル代表FWロナウドのワールドカップ歴代最多ゴール記録に並ぶと、準決勝のブラジル戦でもゴールを決めて通算16ゴールに伸ばして歴代最多記録を更新。これはギネスブックにも記録されている。

 

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