「壮大でパワフル」 ベルギー代表DF、後半ATの劇的弾に海外反応「神戸を救う」
フェルマーレンがC大阪戦で劇的な同点弾、Jリーグ初ゴールが海外メディアでも話題
ヴィッセル神戸のベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンは15日、J1リーグ第14節のセレッソ大阪戦(1-1)に先発出場し、後半アディショナルタイムに劇的な同点ゴールを叩き込んだ。この一撃に海外メディアも「壮大でパワフルな一撃」と報じている。
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5位神戸と8位C大阪の激突は、両者にとって上位に食らいつくためには負けられない一戦となった。試合は膠着状態が続き、神戸は後半12分にイニエスタ、同23分にFWドウグラスが投入され1点を狙いにいく。だが同30分、C大阪MF坂元達裕に決められ、1点を追う展開になった。
神戸の三浦淳寛監督は、同34分にFWリンコンとFWアユブ・マシカを投入してさらに前への圧力を強めるが、どうしても1点が奪えない。アディショナルタイム5分と表示され、その時間を迎えようとするなか、最後の攻撃とばかりにGK前川黛也のゴールキックから、敵陣に上がっていたDF菊池流帆が競り勝ち、マシカ、リンコンとつないで抜け出したドウグラスが左足でシュート。これはC大阪のGKキム・ジンヒョンが防ぐが、ボールがゴール前にこぼれマシカがつなぐと中央のフェルマーレンのもとへ。フリーになっていたベルギー代表DFが左足を振り抜くと、強烈な弾丸シュートがゴール右上隅に突き刺さった。
後半AT6分に生まれた現役ベルギー代表のドラマチックな同点ゴールに、海外メディアも反応。母国ベルギー紙「ル・ソワール」が「トーマス・フェルメーレンがヴィッセル神戸での初ゴールを壮大でパワフルな一撃で決めた」と伝えれば、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」も「フェルマーレンがイニエスタのいるヴィッセル神戸を救う」と報じた。
今夏の欧州選手権出場を目指す現役ベルギー代表の劇的なゴラッソは、海を越えて話題を呼んでいる。