「ハートは熱く、頭はクールに」 リオ世代の闘魂DFが流血しながらも故郷熊本を想い躍動
熊本出身の鹿島DF植田 主将としてガーナ戦3-0勝利に貢献
熊本県宇土市出身のDF植田直通が、大流血しながらも熊本地震の被災者に向けて力強いプレーを見せた。熊本地震の被災地復興支援チャリティーマッチとなった11日のU-23日本代表対ガーナ代表で、キャプテンマークを巻いてフル出場。恵まれた体格を生かしたディフェンスで無失点勝利に貢献した。
「チャリティーマッチという位置づけでこういう試合になりましたけど、熊本の皆さんも見てくれてたと思いますし、僕は熊本県民代表として皆さんにお礼を言わせていただきました」
植田はこの試合の意義について問われると、真摯に受け答えた。試合前に両チームは「がんばるばい熊本」のメッセージが書かれたTシャツを着用して入場したが、植田は直筆のメッセージで「熊本と共に」という言葉を刻むなど、心に秘めたものは誰よりも熱く、大きかった。
「こういう機会はあまりないですけど、みんな熊本のために闘うとなったなかで、熊本県民は僕だけしかいませんですし、まず僕が闘う姿勢というものを見せなきゃいけないなと思っていました」
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