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「今年最も珍しい」 日本代表MF、守護神のオウンゴール“誘発”に海外注目「大失敗」
ズウォレMF中山雄太、PSV戦で自らのバックパスからGKマウスがオウンゴール
オランダ1部ズウォレの日本代表MF中山雄太は、現地時間13日に行われたエールディビジ第33節の強豪PSV戦に先発フル出場し、試合には2-4で敗れた。チームが3連敗を喫したなか、この試合で中山から送られたバックパスの処理をオランダ人GKハビエル・マウスがミスし献上した先制点の場面に、海外メディアが「今年最も珍しいゴール」などと注目している。
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東京五輪世代の中山は、2015年に柏レイソルの下部組織からトップチームへ昇格。センターバックやボランチをそつなくこなす有望株として台頭し、プロ2年目の16年シーズンにはJ1リーグで26試合2得点の成績を残した。年代別代表でも主力を担い、17年のU-20ワールドカップでは主将としてベスト16へ進出したチームを支えた。その後、19年1月にズウォレへ完全移籍し、3年目の今季はここまでリーグ戦31試合に出場するなど主力としての地位を築いている。
そんな中山に、PSV戦で災難が襲いかかる。敵地で序盤から劣勢を強いられるなか、0-0で迎えた前半22分、自陣左サイドで味方からのバックパスを受けた中山は、いったん横にいる味方へつなごうとするが、相手FWの高い位置からのプレスを受けて左回転しながら後方へドリブルし、右足でGKへのバックパスを選択した。だがボールはGKマウスの左側に勢いよく転がり、慌てた守護神は利き足の右足でのトラップを試みるが、ショートバウンドしてしまったのか、足の甲に当たったボールはゴールの中に入ってしまった。失点直後、マウスはゴールポストを叩きながら激怒。中山も信じられないといった様子で首を横に振っていた。
このシーンに海外メディアも注目しており、米スポーツ専門局「ESPN」アルゼンチン版は「今年最も珍しいゴールをお届けします!」と伝えれば、海外サッカーサイト「BeSoccer」スペイン版も「ハビエル・マウスがコントロールで大失敗を犯す」「最もコミカルなゴール」とズウォレのオウンゴールを紹介している。
東京五輪世代の中心メンバーの1人である中山だが、所属クラブで自らのバックパスから悲劇のオウンゴールを誘発してしまった。