1980年生まれ「世界ベスト11」 天才ロナウジーニョ、名司令塔シャビ…豪華タレントが集結

Football ZONE web選定「1980年生まれ世界ベストイレブン」【画像:Football ZONE web】
Football ZONE web選定「1980年生まれ世界ベストイレブン」【画像:Football ZONE web】

実力者揃いのCBにはチェルシーの元闘将&元ルーマニア代表DFをセレクト

 最終ラインで最も選手層が厚いのは、左サイドバックだ。それでも、ファーストチョイスはアーセナルやチェルシーで活躍した元イングランド代表DFアシュリー・コールで異論はないだろう。この他、元メキシコ代表DFカルロス・サルシド、元イングランド代表DFウェイン・ブリッジ、元ノルウェー代表DFヨン・アルネ・リーセといった選手たちの名前が挙がる中で、セカンドチームにはリバプールで主力を務めたリーセを選出した。

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 センターバックにも実力者は多い。だが2人を選ぶとなると、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制した実績のあるチェルシーの元闘将で元イングランド代表DFジョン・テリー、ローマやインテルで堅守を見せた元ルーマニア代表DFクリスティアン・キブの2人に落ち着くか。ほかにも元オランダ代表DFヨリス・マタイセン、元アルゼンチン代表DFガブリエル・ミリート、元ドイツ代表DFクリストフ・メッツェルダー、元アルゼンチン代表DFマルティン・デミチェリスと実力者が多いだけに、3バックにするのも手だろう。

 4バックのなかで、やや人材難なのが右サイドバック。ポルトガル代表で活躍し、自国開催のEURO2004をはじめ、多くの国際舞台に立っているDFミゲルをベストイレブンに入れた。セカンドチームには、一時期、レアル・マドリードでもプレーした元ブラジル代表DFシシーニョを選出したが、他のポジションに比べるとやや実績は落ちるか。

 そして、全体で最も選手層が薄いのはGKだ。国際大会で実績のある選手が、ほとんどいない。その中で代表とクラブの両方で活躍した例外的な選手が、元ポーランド代表GKアルトゥール・ボルツだ。セルティック時代、元日本代表MF中村俊輔とチームメートだったこともあり、日本でもサッカーファンにはある程度知られた存在である。もう一人は、元日本代表MF香川真司とドルトムントでチームメートだった元ドイツ代表GKロマン・ヴァイデンフェラー。ドルトムントがブンデス2連覇を遂げた時の正GKは、早熟な選手が多いこの年代にあって、珍しい晩成型の選手だった。

 彼らが生まれた1980年は、元ドイツ代表FWカール・ハインツ・ルンメニゲが、バロンドールを受賞。チャンピオンズカップを制したのは、イングランドのノッティンガム・フォレスト、UEFAカップ優勝はフランクフルトと、時代を感じさせる。1940年に元ブラジルFWペレ、1960年に元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナが生を受け、20年周期でスーパースターが生まれていたが、2002年のワールドカップ優勝メンバーであるロナウジーニョがその流れを継いだかどうかは、人によって意見が割れそうだ。

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