リバプールFWマネ、クロップとの“握手拒否”に英識者苦言 「敬意を欠いている」

リバプールFWマネとクロップ監督【写真:Getty Images & AP】
リバプールFWマネとクロップ監督【写真:Getty Images & AP】

先発落ちで苛立ち? ユナイテッド戦後、指揮官との挨拶を拒んだ決定的瞬間が話題に

 リバプールのセネガル代表FWサディオ・マネは現地時間13日のプレミアリーグ第34節延期分のマンチェスター・ユナイテッド戦(4-2)でスタメンを外れ、後半29分からの途中出場となった。この試合の終了後、ユルゲン・クロップ監督の声掛けに対し、握手を拒否したことが話題となっている。

 来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指すリバプール。アウェーでの大一番ではユナイテッドに先制を許すも、先発出場のポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタの得点で同点に追いつくと、前半アディショナルタイムにブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが勝ち越しゴールを奪った。

 さらに後半2分にも再びフィルミーノが決めてリードを広げると、終盤にはエジプト代表FWモハメド・サラーにも得点が生まれ、先発の3トップ揃い踏みで4-2の勝利を収めた。

 この日、マネは後半29分にジョッタとの交代でピッチに立ったが、得点はなかった。2018-19シーズンに22得点を決めて得点王を獲得し、昨季も18得点を決めたマネだが、今季はここまで9得点と不本意なシーズンとなっている。さらにスタメンを外れた苛立ちからか、試合終了後のピッチでクロップ監督からの声掛けに対し首を横に振り、握手を拒否したとされている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」によれば、指揮官に向けて何か怒りの言葉もぶつけていたようだ。

 同局で解説を務める元リバプール監督のグレアム・スーネス氏は「敬意を欠いている。私が監督だった嬉しくないでしょうね」とマネの振る舞いに苦言を呈した。

 しかし、その一方でクロップ監督はマネの態度について意に介していない様子だ。試合後のインタビューでは「ノープロブレムだ。私は昨日のトレーニングでディオゴ(・ジョタ)の起用を決めた。彼らは私が事前に説明することに慣れているが、今回はその時間がなかった。ただそれだけだ。何の問題もない」と語っている。

 リバプールは2連勝でUEFAヨーロッパリーグ出場権獲得の5位に浮上した。チームの調子が上向きのなかで選手と監督のトラブルは避けたいところだが、クロップ監督は楽観的な姿勢をとっていた。

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