「完璧なボール」 伊東純也が殊勲の同点アシスト、“高精度クロス”と現地報道
アンデルレヒトとのプレーオフ第3戦、伊東が完璧クロスでオヌアチュの同点弾を演出
ベルギー1部ヘンクの日本代表MF伊東純也は現地時間12日、プレーオフ第3戦のアンデルレヒト戦(1-1)に先発フル出場し、1アシストを記録した。勝利を逃したものの、貴重な同点ゴールを演出したプレーを現地メディアは「完璧なボール」と伝えている。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!
ヘンクで3シーズン目を迎えた伊東は、ベルギー移籍後最高のシーズンを過ごしており、レギュラーシーズンで32試合10得点と活躍。4月25日に行われたスタンダール・リエージュとのベルギーカップ決勝(2-1)でも先制点を奪う活躍を見せ、チームの8年ぶり5度目となる優勝に大きく貢献した。
そしてリーグ4位で終えたヘンクは、上位4チームによるプレーオフに進出。4月30日に行われたアントワープ戦では伊東の2アシストの活躍もあり3-2と勝利、5月7日の第2戦では首位クラブ・ブルージュを相手に伊東が1ゴールを決め3-0と快勝した。
ホームにアンデルレヒトを迎えた第3戦では、前半33分に失点。1点を追うなかで後半22分に伊東がゴールを演出する。自陣左サイドから敵陣右サイドに出されたロングボールに反応。相手と競り合いながらペナルティーエリア角付近でボールを収めると、ルックアップして迷うことなく右足を振り抜く。美しい弧を描いたクロスは相手DF間に飛び込んだナイジェリア代表FWポール・オヌアチュの頭を完璧に捉え、ドンピシャのヘディング弾がゴール左隅に吸い込まれた。
この得点シーンを、ベルギーメディア「sporza」は、「イトウの正確なクロスからオヌアチュが突然誰よりも高くそびえ立った」と描写。またベルギーメディア「WALFOOT」も「非常にハイレベルな試合」と伝えたマッチレポートの中で、「オヌアチュの頭に完璧なボールを落とす」と日本人アタッカーのアシストについて綴っている。
プレーオフ3試合で1得点3アシストと出色のパフォーマンスを見せている伊東。残り3試合での活躍にも期待は高まるばかりだ。