岡崎はチーム3位タイの評価額に

　まだ26歳のMFマーク・オルブライトンもまた、復活を果たした一人だ。アストンビラに所属していた2012年には600万ユーロ（約7億8000万円）の価値があるとされていたが、昨季終了時点では200万ユーロ（約2億6000万円）を切るところまで価値を下げていた。しかし、今季の活躍によって400万ユーロ（約5億2000万円）まで市場価値を回復させている。

　いずれの選手の評価額も、移籍金の高騰が著しいプレミアのバブルを考慮に入れていない抑えめの数字となっている。岡崎の評価額は今季開幕前の移籍金と同額とされているが、レスターで3番目に高い市場価値の持ち主と評価されている。今季のプロサッカー選手協会（PFA）MVPに選出されたマフレズ、ヴァーディに続き、カンテに並ぶものだ。いずれも今季MVP候補に上がった、プレミアの主役トリオに並ぶほどの実力と認められた格好だ。

　ダークホースだったレスターのプレミア制覇により、各選手の価値は高まっていることが浮き彫りになった。来季UEFAチャンピオンズリーグに初参戦するレスターは、ビッグクラブからの主力引き抜きの攻勢が懸念されている。主力流出の事態が起こったとしても、加入時を超える金額をクラブに残すことになりそうだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images