背番号10の2発に、富樫デビュー弾! 手倉森Jがゴラッソ祭りでリオ五輪初戦の仮想ナイジェリア戦で3-0快勝
岡山MF矢島が圧巻2ゴール
手倉森ジャパンが8月のリオデジャネイロ五輪にゴラッソ祭りで勢いをつけた。11日の国際親善試合ガーナ戦で、U-23日本代表は前半11分と同15分にMF矢島慎也(岡山)が立て続けにゴールを奪うと、同30分にはFW富樫敬真(横浜FM)が世代別代表デビュー戦でゴールを決め、3-0で快勝した。
8月のリオデジャネイロ五輪で初戦に対戦するナイジェリアを見据え、この世代としては初となるアフリカ勢とのテストマッチになった。国際Aマッチではないため、ガーナは国内リーグ所属選手中心となったが、23歳という年齢制限のないフル代表で臨んだ。
仮想ナイジェリア戦で、背番号10を託された男のゴールで先制する。前半11分、パスワークで攻め込んでこぼれたボールが左サイドに転がると、フリーで待っていたMF矢島は狙い澄ました右足インフロントでシュート。巻いて落とすボールが相手GKの頭上を破り1-0と先制した。
さらに同15分、右サイドをオーバーラップしたDF伊東幸敏(鹿島)のクロスに相手GKが飛び出しかける中途半端なプレーを見せると、再びファーサイドに待っていたのは矢島。がら空きになったゴールに右足ダイレクトのボレーシュートを丁寧に決めた。圧巻のゴラッソ連発で2-0とリードを広げた。
勢いに乗った若きイレブンは、前半30分にも追加点を挙げる。前線からのプレスでFW浅野拓磨(広島)がボールを奪い、FW富樫にパスすると、ドリブルで前進した富樫に相手DFと前に飛び出すGKが一気に寄せたが、そのプレッシャーをあざ笑うかのようなループシュートを冷静に決め、3-0とリードを広げた。富樫にとっては、これがU-23日本代表デビュー戦での初ゴールとなった。技ありの一撃で3点リードを奪い、後半に突入した。