ユーべの「モノポリーは終わった」 絶対王者の凋落に海外紙指摘「大幅な改革が必要」
今季リーグ10連覇を逃し、リーグ戦も現在5位とCL出場権獲得にも黄色信号
セリエAの強豪ユベントスは今季リーグ10連覇を逃し、さらにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権獲得にも黄色信号が灯っている。絶対王者の凋落をスペイン紙「マルカ」は「モノポリーは終わった」と報じ、改革の必要性を指摘している。
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ユベントスは今季開幕前にマウリツィオ・サッリ前監督を就任から1年で解任。後任には当初U-23チームの監督に就任したばかりのアンドレア・ピルロ監督を抜擢する大胆な人事に踏み切った。
しかし、ピルロ新体制でユベントスは低迷。インテル、ACミラン、アタランタらから遅れを取り、優勝争いから脱落。第34節でインテルの優勝が決定し、10連覇の夢は泡と消えた。さらにユベントスは第35節でミランに0-3と完敗を喫し、現在5位で来季のCL出場権も逃す可能性がある。
この現状でピルロ監督への逆風は強まる一方だ。エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを批判する声もあがるなど、クラブの周辺には不穏な空気が漂う。スペイン紙「マルカ」は「モノポリー(独占)は終わった」とユベントス一強時代の終焉を告げている。そのうえで、タイトル奪還のためには改革が必要で、それがなければ「さらに落ち込む可能性がある」とも指摘している。
「9年間にわたってスクデットを獲得してきたユベントスだが、アンタッチャブルな存在として頂点に君臨する時は終りを迎えた。彼らが再び本物も強さを得るためには、ピルロの去就いかんにかかわらず、大幅な改革が必要になる」
監督キャリア1年目から過酷なシーズンを過ごしたピルロ監督には、イタリアメディアから解任を求める声が挙がっている。その指揮官の処遇だけでなく、選手の補強も含めて策を打つ必要がユベントスにはありそうだ。
王座から転落したビアンコネリの今後の動向に注目が集まりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)