シャビ、来季のバルサ“監督復帰”はなし? アル・サッドと2022年までの契約延長間近か
「私がクラブから離れるというのは噂に過ぎない」と記者会見で残留アピール
バルセロナOBである元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス氏は、現役引退後の2019年からカタールのアル・サッドで指揮を執っている。古巣バルサへの復帰も報じられてきたが、シャビ氏は噂を否定し、アル・サッドに留まる意思を明かしている。スペイン紙「エル・エスパニョール」が報じた。
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昨シーズン終了後、バルサはキャプテンでもあるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが退団を示唆し、大きく揺れた。その混乱は徐々に収まりつつあるが、ロナルド・クーマン監督の去就は不透明。そんななか、次期監督の候補として常に名前が挙がっているのが、バルサのレジェンドであるシャビ氏だ。
現役時代から高い戦術眼を備えていたシャビ氏は、将来、バルセロナの監督に就任することが確実視されている。現在の指揮官であるクーマン監督を招聘したジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が昨年10月に辞任。今年3月の会長選で新たに会長となったジョアン・ラポルタ氏とシャビ氏の結びつきもあり、今夏の監督就任の可能性が囁かれていた。
しかし、現時点でシャビ氏はスペインに戻る予定はないようだ。「私はアル・サッドとの契約延長にとても近いところにいる。私がクラブから離れるというのは、噂に過ぎない。ここにいる選手たち、このクラブで仕事ができていることを、とても嬉しく思っている」と、記者会見で語り、今夏のバルセロナ復帰という憶測を否定した。
記事によれば、「公式発表はないが、シャビ氏は2022年までの新たな契約を結び、指揮を執り続ける予定だ」という。カタール・ワールドカップの大会アンバサダーも務めているシャビ氏は、2022年が終わってからスペインに戻る見込みだという。
リーガ・エスパニョーラで熾烈な優勝争いを演じるクーマン監督率いるバルセロナ。オランダ人監督の将来は不透明だが、今夏シャビ氏が監督として復帰する可能性は低そうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)