アルテタ監督が名将ベンゲルに責任転嫁!? 不振の“予兆”に言及「5年前から始まっていた」
今季はリーグ戦9位でヨーロッパリーグ出場圏獲得も厳しい状況
プレミアリーグのアーセナルはUEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝で敗退し、リーグ戦でも上位争いに食い込めていないため来季の欧州カップ進出条件獲得が困難な状況だ。ミケル・アルテタ監督は、この停滞はアーセン・ベンゲル政権時の5年前から始まっていると語っている。
かつてはプレミアリーグの“トップ4”の常連だったアーセナルだが、マンチェスター・シティやリバプールの隆盛、そして同じ北ロンドンの宿敵トッテナムの躍進に押され気味で、過去4シーズンはリーグ戦で5位、6位、5位、8位とUEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃していた。
それでも辛うじてEL出場権は手にしていたが、今季は34節を終えた時点で勝ち点49の9位に沈んでおり、5位ウェストハムとの勝ち点差は9。来季のEL出場も厳しい状況となっている。直近で欧州カップ戦に出場できなかったのは1995−96シーズンで、実に四半世紀ぶりの出来事が起きようとしている。
このクラブの現状について、チームを率いるアルテタ監督は次のように語っている。
「我々はこの5年間、トップクラブと競争していなかった。これは半年前に始まったことではない。5年前から始まっていたもので、この傾向は目に見えていた。なぜなら5年前からCLに出られていない。これは単なる事故ではなく、一つの傾向だ」
スペイン人指揮官は「私たちには無駄にする時間はなく、やるべきことはたくさんある」とクラブには課題が山積しているとしたうえで、長期的な再建の必要性を訴えている。
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