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欧州スーパーリーグ構想終息へ 9クラブがUEFAに謝罪、賞金5%減&19.5億円寄付で合意
レアルとバルサ、ユベントスを除くクラブがUEFAに謝罪して欧州クラブ協会に再加入
サッカー界を大きく騒がせた欧州スーパーリーグ構想は、着々と終息に向かっている。欧州サッカー連盟(UEFA)は現地時間7日、創設クラブに名を連ねた12クラブのうち、9クラブと再びともに歩むための合意をしたと正式発表した。
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発表された構想では、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が初代会長を務め、スペインではほかにバルセロナとアトレティコ・マドリード。イタリアはユベントスに加えてACミランとインテル、イングランドはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、アーセナル、リバプール、チェルシー、トッテナムと合計12クラブが参加を表明し、さらにドイツなどから3クラブを加えた15クラブが固定メンバー。さらに5クラブを加えた20クラブでのリーグ戦構想を打ち出していた。
このうち、スペイン勢のレアルとバルセロナ、そしてイタリアからはユベントスがこのリーグ構想の中心的な役割と目されていたが、ほかの9クラブはUEFAに対して謝罪を行い、欧州クラブ協会に再加入。処分としては1年間のUEFA主催大会における賞金5%減と合計1500万ユーロ(約19億5000万円)を、若年層を含むサッカーの普及活動に寄付することになった。
この合意の中には、スーパーリーグ構想に対する関与を終了することも含まれている。一方で、中心的な存在となった3クラブについては、今後は規律委員会で処分を検討するという発表になった。
これによって、欧州スーパーリーグ構想はさらに終息へも道を加速することになった。ペレス会長率いるレアルや、アンドレア・アニェッリ会長が欧州クラブ協会の会長を辞任して構想への注力を発表していたユベントスにはどのような結論が出るのかも注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)