チェルシーとシティが争奪戦!? レバンドフスキ、自身初のプレミア挑戦の可能性が浮上
バイエルンは79億円から移籍金の交渉を開始すると報道
現地時間5月29日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝には、マンチェスター・シティとチェルシーというイングランド勢が勝ち上がった。通算3度目となる英国対決が注目を集めているが、世界的なストライカーを巡り、両クラブはピッチ外でも競っていると、米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
シティとチェルシーが獲得に関心を示しているとされるのが、バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキだ。2014年にドルトムントからバイエルンに加入し、公式戦326試合で289得点を挙げているストライカーは、32歳となっても得点力は衰えず、今季はリーグ戦31試合で36得点を記録し、元西ドイツ代表FWゲルト・ミューラー氏が1971-72シーズンに樹立した1シーズンの最多ゴール数「40」に迫っている。
現在、バイエルンとレバンドフスキが結んでいる契約は2023年6月末までで、ドイツ王者は移籍交渉のスタート額を6000万ユーロ(約79億円)に設定したという。レバンドフスキ自身は、過去にバイエルンで現役を引退する考えを話していたが、プレミアリーグのクラブが関心を示した場合、最後のチャレンジに出る可能性があるという。
記事では、「チェルシーはプレミア適応に苦しんでいるティモ・ヴェルナーに代わるオプションとして、シティは退団するセルヒオ・アグエロに代わる選手として、夏の移籍市場でストライカーの獲得を狙っている」と、報じている。
ジョゼップ・グアルディオラ監督はバイエルン時代に、レバンドフスキと仕事をしており、その能力は把握している。ただし、チェルシーはシティを退団するアグエロに関心を示し、シティはトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインにも熱視線を送っているため、現時点ではレバンドフスキの獲得に本腰は入れていないようだ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年のバロンドール授与は中止されたが、その有力候補だったレバンドフスキ。2010年からブンデスリーガで戦い続け、リーグ最高のストライカーとなった彼が、プレミアリーグの舞台で戦う姿は見られるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)