「何度見ても美しい」 中田英寿、“伝説の一戦”で生まれたローマ時代のミドル弾に再脚光
ローマ時代の中田氏が2得点に絡んだユベントスとの“大一番”に再注目
欧州各国リーグでプレーしてきた日本人選手の中でも、元日本代表MF中田英寿氏は世界にその名を認められた存在だと言えるだろう。セリエAでは伝説的な活躍を果たしたなか、2000年1月から1年半在籍したASローマの公式SNSは、今から20年前に行われたユベントス戦のパフォーマンスに再脚光を当てている。
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中田氏は1998年から7シーズンにわたってセリエAで活躍。ペルージャを皮切りに、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナの計5クラブに所属し、その名を世界に知らしめた。なかでも伝説となっているのは優勝を果たしたローマ2年目、2001年5月6日に行なわれた00-01シーズン終盤のユベントス(2-2)との大一番だ。
首位のローマは、勝ち点6差で迫っていた2位ユベントスと敵地で対戦。両チームとも世界各国のスター選手がずらりと並び、優勝の行方を左右する重要な一戦になったなか、ローマは前半早々に元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ、元フランス代表MFジネディーヌ・ジダンにそれぞれゴールを許し、2点を先行されてしまう。
ベンチスタートだった中田氏は2点ビハインドの後半15分、同じポジションのライバルだった元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティと交代してピッチへ。すると同34分、敵陣中央でインターセプトした流れからゴールまで約25メートル付近から鮮やかなミドルシュートを突き刺し1点を返すと、試合終了間際にも強烈ミドルのこぼれ球から元イタリア代表FWヴィンチェンツォ・モンテッラの同点ゴールが生まれた。
中田氏の2得点に絡む働きで敗戦をまぬがれたこの一戦からちょうど20年の月日が経ち、ローマの公式ツイッターは当時のハイライト動画を添え「ナカタ モンテッラ 恐怖から夢へ 20年前のその挑戦のすべての感情」と綴って投稿。すると、「メンツが豪華すぎ」「いつ見ても素晴らしい」「日本人が初めて、世界のトップオブトップに辿り着き、インパクトを放った」「忘れられない」「何度見ても美しいゴール」といった声があがり、いまだに色褪せない輝きに賛辞が寄せられていた。