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チャイナ・ミラン誕生へ! 名物会長が中国企業との交渉を承認し、身売りが秒読み段階に 本田去就にも影響
ベルルスコーニ会長就任30周年で名誉職に退く可能性が高まる
イタリアの名門ACミランは中国企業への身売りが秒読み段階に突入した。ミラン専門のニュースサイト「milannew.it」は「ベルルスコーニがOKを出した。中国企業との独占交渉権にGOサイン」と報じている。
現地時間10日の午前11時頃からスタートしたミランの親会社フィニンベスト社の会議では、シルビオ・ベルルスコーニ会長の他、一族のバルバラ・ベルルスコーニ取締役も電話で参加。満場一致で、アリババ社の馬雲(ジャック・マー)会長ら中国企業へ株式70%を売却する独占交渉権を与えることで合意したと報じている。
現地の報道では、ベルルスコーニ会長がイタリア人投資家への売却を望むと自らのフェイスブック上で発言したばかりだったが、あっさりギブアップした様子。この日の会議でミランの方針が固まったと見られ、これにより、ベルルスコーニ会長は名誉職に退く形になり、実質的なオーナーとして中国人がやってくることになりそうだ。
今季はベルルスコーニ会長のミラン買収から30周年だった。イタリアの大手メディアグループ「メディアセット」の買収やイタリア首相も務めた名物会長は、これまで私財を投じチームを強化。ピッチ上の栄光ともに、ミランを欧州屈指の政治力と影響力を持つクラブへと成長させてきた。
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