「悪夢を与えた」 21歳英代表MF、マーカーに尻餅をつかす華麗フェイントが反響拡大
ドルトムントMFサンチョがDFBポカール準決勝でMFバルテルスをテクニックで翻弄
ドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョは、現地時間2日に行われたDFBポカール準決勝ホルシュタイン・キール戦(5-0)で2アシストを記録し、チームの決勝進出に貢献した。大会公式ツイッターが相手に尻餅をつかせた華麗なフェイントにスポットライトを当て、海外メディアも報じている。
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ドルトムントは前半16分、サンチョのお膳立てからアメリカ代表ジオバンニ・レイナが先制点をマーク。その6分後にレイナがこの日2点目を挙げると、ドイツ代表FWマルコ・ロイス、ベルギー代表FWトルガン・アザール、イングランド代表MFジュード・ベリンガムと続き、前半だけで5点のリードを奪って早々に試合を決めた。
チーム5点目を含めて2アシストを記録したサンチョだが、DFBポカール公式ツイッターが取り上げたのはスコアが動く前の前半7分のシーンだ。
敵陣左サイドでボールを持ったサンチョに対し、相手FWフィン・バルテルスが立ちはだかるが、サンチョが小刻みにステップを踏み、左に仕掛けるような素振りを見せると、バルテルスはバランスを崩して転倒。サンチョは尻餅をついた相手を尻目に、難なくドリブルで駆け上がっていった。
実況も「これを見てください。小さなフェイクでアンクルブレイク」と感嘆したシーンを、スペイン紙「AS」英語版が「ジェイドン・サンチョがディフェンダーを破壊」とピックアップ。「対戦相手に悪夢を与えた」としてレポートしている。
「サンチョは明らかにピッチで楽しんでいる。それが、ヨーロッパのエリートクラブたちが彼の獲得に熱心な理由の一つだ。もう一つの理由は、ドイツカップ準決勝ホルシュタイン・キール戦のビデオでも見られるように、足をフリックするだけで相手ディフェンダーを完全に粉砕できるという事実だ」
18歳だった2018-19シーズンにドルトムントの主力となり、イングランド代表にも名を連ねるなど目覚ましい成長を遂げているサンチョ。末恐ろしい21歳だ。