「ザッケローニ、出て行け!」 北京国安監督就任わずか4カ月で屈辱の解任危機

7試合で勝ち点6 降格危機にサポーター激怒、地元メディアは戦術を酷評

 日本代表を率いて2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)を戦い、現在は中国の北京国安を率いるアルベルト・ザッケローニ監督が解任の危機に瀕している。中国メディア「chinanews.com」が、「ザッケローニがクラブを離れる準備ができている」と報じている。

 北京国安は、8日のホーム江蘇蘇寧戦で1-2と敗戦した。7試合で得た勝ち点はわずかに6。1試合消化が少ないものの順位は下から2つ目となる15位に沈み、降格圏をさまよっている。記事では、ザッケローニ監督が1月19日に就任して以来の北京国安の戦いぶりを酷評している。

「今年の北京国安は、ロングボールを多用するばかりで攻撃は散発のものばかり。ボールをコントロールしていくスタイルは放棄された。プレースタイルの変更からパフォーマンスは急落し、降格ゾーンに成績も急降下している。ザッケローニをチームに残す必要があるのか?」

 北京国安は昨季、スペイン人指揮官グレゴリオ・マンサーノ監督に率いられ、AFCチャンピオンズリーグでは浦和レッズとも対戦。グループステージを突破して決勝トーナメント進出も果たした。今季はブラジル代表MFレナト・アウグストを獲得しているが、ザック監督の戦術はレナトの実力を生かせていないとも酷評している。

「アウグストは、右サイドで何度も孤立した。チームで最高の能力を持っている選手が、チーム戦術の犠牲になってその力を全く生かすことができていない」

 

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