「センセーショナル」 モウリーニョ、ローマ監督“電撃就任”に伊メディアも驚き
来季からローマを率いることを突如発表
イタリア・セリエAの名門ローマは、来季からジョゼ・モウリーニョ氏が監督に就任することを4日に突如発表した。イタリアメディアでも「サプライズ」と報じられるなど、予期していない動きになったようだ。
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ローマは現在、米フリードキン・グループがオーナーとして君臨している。モウリーニョ氏の就任を伝える声明では、「ジョゼ・モウリーニョをASローマファミリーに迎えることを嬉しく思います。ジョゼはあらゆるレベルでトロフィーを獲得したチャンピオンであり、野心的なプロジェクトで並外れたリーダーシップと経験を保証する。ジョゼは私たちのクラブに堅実かつ永続的な勝利のメンタリティーを築くうえで大きな役割を果たすだろう」と期待を寄せた。
イタリアメディアを含め、前日までにローマとモウリーニョ氏の接触を示すような兆候はなく、情報はつかんでいなかったようだ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」も、「サプライズ」「センセーショナル」と報じる突然の発表となった。
モウリーニョ氏はこれまでにポルト、チェルシー、インテル、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナムを指揮している。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇、セリエA優勝、プレミアリーグ優勝など数々のタイトルを獲得し、優勝請負人とも名高く“スペシャル・ワン”の異名も持つ。イタリアでの指揮はインテルを率いていた2009-10シーズンに史上初めてセリエA、コッパ・イタリア、CLの3冠を達成して以来となる。
2025年夏までの3年契約が発表されたモウリーニョ氏は、「オーナーや幹部と会って話し、このクラブの野心がどれほど大きいかすぐに理解した。この願望と意欲は常に私をやる気にさせてきたものと同じであり、私たちは一緒にこれからの数年間で勝利の道を築きたいと思っている。そしてローマサポーターの信じられないほどの情熱が私を説得した。来シーズンが始まるのが待ちきれない」とコメントを発した。
ローマは元日本代表MF中田英寿氏も在籍した2000-01シーズンを最後にリーグ優勝から離れている。今季はインテルが覇権を奪回してユベントスの9連覇が終わり、再び戦国時代に突入しそうな気配を見せているイタリアで、モウリーニョ氏が率いるローマは存在感を発揮しそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)