ベイルは来季もトッテナムでプレー? 会長が新監督に判断を委ねる方針と英紙報道
プレミアリーグ直近の出場8試合で8ゴール、2年目のレンタル延長オプションが存在
トッテナムは今季開幕前に、レアル・マドリードからウェールズ代表FWギャレス・ベイルを1年間の期限付き移籍で獲得し、シーズン終了が近づくにつれベイルの周囲が騒がしくなっている。今季終了後のレアル復帰も報じられていたが、トッテナムのダニエル・レヴィ会長は新監督に決定を任せるという。英紙「デイリー・メール」が報じている。
今季7年ぶりにトッテナムに復帰したベイルだったが、シーズン序盤は欠場も多く、結果を残せていなかった。クラブも思うような成績を残せず、4月にジョゼ・モウリーニョ監督を解任。直後のカラバオ・カップ決勝でもマンチェスター・シティに0-1で敗れてタイトル獲得を逃した。
それでもベイルは、今月2日に行われたプレミアリーグ第34節シェフィールド・ユナイテッド戦ではハットトリックを達成し、4-0の勝利の立役者となった。この結果、直近のプレミアリーグで出場8試合で8ゴールとなり、チームも暫定ながら6位に浮上した。
ベイルの契約には2年目のレンタル移籍延長オプションがあり、トッテナムが希望し、選手も納得すれば2021-22シーズンもベイルをロンドンに留めておけるという。以前、ベイルは来季のレアル復帰をほのめかしていたが、トッテナムのレヴィ会長は来季の新監督に判断を委ねる考えだという。
記事では「昨夏、ベイルの復帰に動いたトッテナムは、2年目のレンタル契約延長の条項を求めた。トッテナムはレアルとベイルが結んでいる週給24万ポンド(約3600万円)の給料の一部を支払っている。来季のレアルでベイルが重要な役割を任される可能性は低く、レアルにとっても給料の一部を負担されることはメリットとなる。トッテナムは週給12万ポンド(約1800万円)を支払うこととなるが、彼の代役を獲得することになれば、それ以上の金額が必要になる。また、ベイルが他のプレミアクラブにレンタル移籍して成功することは、トッテナムが最も避けたいシナリオだ」と報じている。
トッテナムの次期監督候補には、レスター・シティのブレンダン・ロジャース監督や現フルハムのスコット・パーカー監督、ラファエル・ベニテス氏、マッシミリアーノ・アッレグリ氏と様々な名前が挙がっている。彼らがベイルに関して、どのような考えを持っているかも、監督人事に影響するかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)