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レアル戦の「疑惑のゴール」と「謎の退場劇」にバレンシア地元紙が激怒 因縁の副審を「ウソつき!」と断罪
スペインで波紋を広げるベンゼマの一撃と、ロドリゴの一発退場
レアル・マドリードは8日のリーガ第37節バレンシア戦に勝利し、最終節の逆転優勝に望みをつないだ。しかし、2点目のシーンが明確なオフサイドだったことなどを受けて、対戦相手のバレンシアの地元紙「スーペル・デポルテ」は激怒。「副審はベルナベウを愛していると告白したことがある」と過去の発言を蒸し返している。
レアルはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの2得点などで、3-2とシーソーゲームを制した。しかし問題となっているのは前半42分、フランス代表FWカリム・ベンゼマが挙げた2点目のシーンだ。
左サイドをドリブルで崩したロナウドが中央にクロスを入れたが、ここに走り込んだベンゼマはすでにオフサイドポジションにいた。このシュートは相手GKが防ぎ、こぼれ球もDFがヘディングで一度クリアしたが、MFトニ・クロースがボールの落下地点にプレッシャーをかける。相手選手の足に当たったボールは、再びオフサイドポジションにいたベンゼマに渡り左足でトラップ。反転しながら右足でゴールを決めた。
クロスが入った時点で明確なオフサイドながら認められた一撃は、レアル寄りの地元紙「マルカ」も疑惑のゴールとして報じたが、バレンシアにとっての受難はこれだけではなかった。1点差に追いすがった直後の後半38分には、ラウール・カバネロ副審に対して侮蔑的な言葉を吐いたとして、FWロドリゴが一発退場。この裁定に本人は釈然としない表情を浮かべ、不服のチームメートはフェルナンデス・ボルバラン主審に詰め寄った。
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