「真の天才」 39歳イブラヒモビッチ、決定機演出の“カンフーキック”パスを海外称賛
不滅のストライカーがベネベント戦で美技を披露
ACミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、39歳となった今もハイレベルなプレーを見せており、セリエAでここまで18試合15ゴールを奪っている。そんな不滅のストライカーが試合中に美技を見せ、海外メディアで「とてつもないスキル」と報じられるなど話題となっている。
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イブラヒモビッチは昨年1月に前所属の米MLSロサンゼルス・ギャラクシーとの契約満了に伴い、2010年から2シーズン在籍したミランへ復帰した。獲得に懐疑的な見方もあったなかで、いきなり結果を残してチームの中心的な存在になると、今季も好調を維持。開幕からの出場6試合で10ゴールと驚異的な得点力を発揮すると、その後は負傷離脱をする期間があったものの、スウェーデン代表に5年ぶりの復帰を果たすなど、39歳とは思えないパフォーマンスを披露している。
そんなイブラヒモビッチは、現地時間1日に行われたセリエA第34節ベネベント戦(2-0)に先発出場。得点こそ記録できなかったものの、1-0で迎えた後半15分には縦パスを受けたイブラヒモビッチが強烈な左足シュートを放ち、相手GKが防いだ跳ね返りをDFテオ・エルナンデスが押し込み2点目が生まれている。
そして39歳の不滅のストライカーが魅せたのは、このシーンだけではなかった。同38分、敵陣ペナルティーエリア手前で後方からのパスを受けると、相手DFを背にしながら反転し、右足でボールをリフトすると、回し蹴りのような格好で右足アウトサイドでパス。これが相手DFの頭越しにエリア内に走り込んだMFサムエル・カスティジェホの足もとに通るもシュートを打ち切れず、得点には至らなかった。
海外メディアは決定機を創出したイブラヒモビッチの“カンフーキック”パスに注目。英メディア「スポーツ・バイブル」は「とてつもないスキルを生み出す」と報じると、ベルギー紙「Le Soir」も「信じられないほどの技術的なジェスチャー」と称賛。また衛星放送「ビーイン・スポーツ」が映像付きで投稿すると、海外ファンからも「なんてマシンだ」「これは真の天才」「輝かしい魔法のかけら」など感嘆の声が上がっていた。
宿敵インテルが11年ぶりのリーグ優勝を決めたなか、ミランは熾烈なUEFAチャンピオンズリーグ出場権争いを展開している。ラスト4試合でのイブラヒモビッチの活躍に期待が高まる。