負傷再発でEURO出場に暗雲のアーセナルFW ベンゲルも「彼は落胆していた」と悲痛

ウェルベックがマンC戦で半月板損傷の疑い イングランド代表は12日に発表

 アーセナルのイングランド代表FWダニー・ウェルベックは、8日の敵地マンチェスター・シティ戦で膝の故障を再発。前半24分で途中交代となったストライカーには半月板損傷の疑いが浮上し、6月の欧州選手権(EURO)フランス大会出場に黄色信号が灯っている。

 ウェルベックは昨年4月に左ひざを故障した。保存療法で復帰を目指したが、新たに負傷。9月に手術を決断し、10カ月間のリハビリを経て2月に復帰したばかりだった。

「現時点では半月板損傷の兆候が出ている。彼は落胆していた。途中交代を求める選手ではないので、私は少し心配している。EUROについては言いたくない。少しでも楽観的になるしかない」

 指揮官は英国営放送「BBC」のインタビューでこう語った。ウェルベックは9日に精密検査を受けることになった。半月板損傷が確認された場合、再びリハビリの日々に直面。大舞台を欠場することになる。

 アーセナルはイングランド代表FWアレックス・オックスレード=チェンバレンが膝の故障ですでに今季絶望となっており、例年通り故障者の続出に苦しんでいる。イングランド代表のロイ・ホジソン監督は12日に欧州選手権のメンバー23人を選出することになるが、1トップも中盤もこなせるウェルベックの離脱は痛手となりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング