C・ロナウド加入で「ユベントス衰退」 “一強”終焉に海外紙が辛辣「紛れもない事実」
インテルが11季ぶり優勝、ユベントスの10連覇を阻止
セリエAは現地時間2日にインテルが11シーズンぶり19回目の優勝を決め、ユベントスの“一強時代”に終止符が打たれた。この結果を受け、スペイン紙「マルカ」はポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの加入以降にユベントスが衰退したと特集している。
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1日の試合で首位インテルがクロトーネを相手に2-0で勝利を収めていたなか、わずかに逆転の可能性を残していた2位アタランタは2日にサッスオーロと対戦。先制に成功するも、後半に追いつかれて1-1の引き分けに終わり、残り4試合でインテルとの差が逆転不可能な13ポイントに広がった。
インテルは三冠とセリエA5連覇を達成した2009-10シーズン以来11年ぶりとなるリーグタイトルを獲得。ユベントスの10連覇を阻止する形となった。
ユベントスの一強時代についに終止符が打たれた。スペイン紙「マルカ」では「クリスティアーノ・ロナウドのいないユベントスはイタリア国内でアンタッチャブルな存在だったが、今は……」との見出しで、“元王者”の現状について特集している。
同紙はセリエAで7連覇を達成し、国内にもはや敵なしとなっていた2018年の夏にユベントスがロナウドを獲得し、「より高い目標を設定した」と触れたうえで、「しかし、それ以来の物事は計画通りには進んでいない」と、ロナウド加入の効果が想定していたほど出ていないことを指摘している。
ロナウド加入後の2018-19、19-20シーズンもユベントスはセリエAで優勝したものの、悲願とされるUEFAチャンピオンズリーグではここ3シーズンは最高でもベスト8止まり。そして今季は、ついにセリエAのタイトルも失った。
ロナウドは今季公式戦39試合32得点と個人としては申し分ない結果を残しているが、タイトルを失ったことで風当たりは強まるばかり。「マルカ」紙はユベントスが今シーズンのセリエAにおいて「本当の意味での優勝候補ではなかった」としたうえで、エースFWロナウドに対する辛辣な意見をぶつけている。