「ユーベ時代」に“自ら”終止符 名将コンテ、セリエA優勝に歓喜「犠牲は報われた」
インテルが11年ぶりの戴冠、ユベントスの連覇は「9」でストップ
イタリア・セリエAは現地時間2日に行われた第34節サッスオーロ対アタランタの試合が1-1の引き分けに終わったことで、首位インテルの優勝が決定した。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」はアントニオ・コンテ監督の喜びの声を伝えている。
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インテルは前日にクロトーネに2-0で勝利し、2位アタランタが引き分け以下で終わった場合に優勝が決まる状況を作っていた。そして、試合がないなかでの優勝となったものの、通算19回目で同じミラノを本拠地とするライバルであるACミランの通算18回に一歩先んじることになった。
コンテ監督は2011-12シーズンにライバルクラブのユベントスでリーグ優勝を果たすと、そこから9連覇がスタート。ユベントスの監督として3連覇を果たした後に退任し、イタリア代表監督やイングランド・プレミアリーグのチェルシーを指揮し、昨季にインテル監督に就任していた。そして、自身の指揮でスタートした古巣の連覇をストップすることになった。
コンテ監督はガゼッタ紙に対して、「今日をもって、私たちはようやく一息つける。安眠して、成し遂げたことに満足するだろう。インテルが勝利のサイクルに戻ることを可能にするため、働いたすべての人々に満足している」とコメントした。
そのうえで、ユベントスの連覇を止める優勝になったことについて、「これは私のキャリアの最も重要な成功の一つ。チームがすぐに勝つ準備ができていなかったため、インテルの監督になることを決断するのは簡単ではなかった。しかも、争う相手はユベントスだった。私はそこで長い間働いていたわけだし、9年間リーグを支配していた。今日、私たちがこれまでに払ってきた犠牲は報われたと言える」と話した。
インテルの優勝は2009-10シーズン以来、11シーズンぶりとなった。コンテ監督は、あらためて名将としての評価を確立することになった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)