「何より日本を愛している」 闘莉王、C大阪“親日家”クルピ監督の“発掘力”に持論
「闘莉王TV」でベテラン大久保の復活劇と、それを導いたクルピ監督の手腕に言及
今季から古巣セレッソ大阪に15年ぶりに復帰した元日本代表FW大久保嘉人。ここ2シーズン活躍のなかった男が開幕5試合5得点という大暴れで序盤の主役となった。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏はアテネ五輪と南アフリカ・ワールドカップ(W杯)で戦った盟友の復活劇を賞賛。J1通算190ゴールと伸ばしている男の復活に導いた名伯楽の手腕を評価している。
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現在ブラジルで実業家として活躍する闘将は公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新動画で復活の大久保を特集している。
「開幕からずっと見てきているけれど、自分も期待していた以上の活躍。本当に嬉しい」
今季開幕前の特集で、大久保復活を予想し、前人未到のJ1通算200ゴールに太鼓判を押していた闘将は笑顔を浮かべていた。
2001年にプロ入りした同期の復活には、見逃せない存在がいるという。2013年シーズン以来となる同じく復帰を果たしたブラジル人監督、レヴィー・クルピ監督の手腕だ。
「クルピは隠れている才能を引き出す方法をよく知っている監督。やっぱり知っている。サッカーを違う角度から見ることができる」
闘将はこう語っている。PAOK香川真司、エイバル乾貴士、C大阪・清武弘嗣、サウサンプトン南野拓実ら逸材を磨き上げて来た名伯楽は、タレントを見抜く能力にも定評があるが、昨季J2・東京ヴェルディでゴールなしだったベテランが残している能力を引き出した“発掘力”を絶賛した。
その上で、「何よりもクルピさんもオリヴェイラさんも日本を愛している。日本の文化を大切に思っている人だからこそ、選手の良さを引き出せる技を身につける」と持論を展開。かつて鹿島で黄金時代を築き、浦和レッズでも指揮を執ったオズワルド・オリヴェイラ氏とともに、ブラジル人監督の親日家ぶりに注目。日本文化などを尊重するスタイルこそが、日本でタレントを磨き上げる上で重要になると指摘していた。