「これからが本当の戦い」 町田MF長谷川、新天地町田で描くプロ15年目以降の青写真
「今年J1に上がって、J1でしっかり戦うのが今の目標」
「僕自身も20~25歳の頃に成長できました。今の若い選手たちはしっかりしているので、何も心配していません。アドバイスは聞かれたらする感じ。本人たちがどういうふうに感じて、今の自分が成長するために何をするのかが大事で、先輩という立場から何かを押し付けることはしないようにしています。若い時は自分の考えも持っているだろうし、上手くいっていれば、考えすぎず、アグレッシブにできる。そういう部分をアドバイスで潰してしまうのはもったいない。『何かあれば助ける』くらいがちょうどいいと思います」
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2007年、横浜F・マリノスのユースから18歳でプロの世界に飛び込んだ長谷川も、今年10月で33歳。「10年はやるだろうなと思っていました」と笑顔で語りつつ、「ただ、10年経ってからが本当の戦い」と気を引き締める。
「1、2年目で引退、クビになってしまう選手もいるなかで、いろんなチームメート、仲間たちに支えてもらって今の自分があると思います。年齢を重ねるごとに、サッカーの楽しさ、試合に出られる嬉しさ、サッカー選手としてやらせてもらっている環境が素晴らしいと改めて感じます。こういう時間を無駄にしないように、サッカーやそれ以外のことでも貢献していきたいですね。今年J1に上がって、J1でしっかり戦うのが今の目標で、目の前の1試合1試合を大事にしないといけない。僕自身も優勝を経験したことがないので、ぜひFC町田ゼルビアでJ2優勝を果たして、J1昇格をしたいと思います」
プロ15年目、クラブ史上初のJ1昇格を狙うFC町田ゼルビアとともに、長谷川はサッカー選手として次なるステージを目指す。
※取材はビデオ会議アプリ「Zoom」を使用して実施。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)