「これからが本当の戦い」 町田MF長谷川、新天地町田で描くプロ15年目以降の青写真
【インタビュー最終回】FC町田ゼルビアに感じる明るい未来「若手には大きな可能性がある」
J2のFC町田ゼルビアに所属するMF長谷川アーリアジャスールは、Jリーグで通算280試合(J1計251試合、J2計29試合)に出場し、2012年に日本代表選出、15-16シーズンにスペイン2部サラゴサでプレーした経験も持つ。DF深津康太、FW中島裕希らとともにチームの精神的支柱を担い、自身8クラブ目となる新天地で揺るぎない目標を見据えている。
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長谷川は昨季開幕前に右脛を骨折し、プロ14年目で初の公式戦出場なしに終わった。復活を期した今季、FC東京、サラゴサで指導を受けたランコ・ポポヴィッチ監督が率いる町田へ移籍。開幕節のモンテディオ山形戦(1-1)でスタメンに名を連ねると、第2節ジュビロ磐田戦(3-1)は途中出場から新天地初ゴールを決めた。第5節ヴァンフォーレ甲府戦(1-0)からは6試合連続でスタメン出場。第8節V・ファーレン長崎戦(3-0)、翌節のFC琉球戦(3-0)と2戦連発の活躍を見せるなど攻撃を牽引している。
町田と言えば、所属11年目を迎えた最古参の深津(36歳)、チームトップの4得点を挙げている中島(36歳)、Jリーグ通算100得点を誇る新加入のFW鄭大世(37歳)らベテランが全体を引き締める一方で、ボランチコンビのMF髙江麗央(22歳)とMF佐野海舟(20歳)、アタッカーのMF平戸太貴(24歳)、MF吉尾海夏(22歳)ら20歳前半の若手が活気をもたらしている。長谷川も、若き主力たちに可能性を感じていると語る。
「FC町田ゼルビアには、頼もしい若手がたくさんいる。移籍してきた当初から、クラブとして、選手個々に大きな可能性があると感じていました。試合に出ているメンバーは、これからさらに経験や勝利を重ねて、どんどん上の舞台を見ていくことによって、もっとレベルアップできると思います」
長谷川は自身の経験と重ね合わせて、20代前半を「成長できる時期」と位置付けつつ、若手たちの自主性を大切にしながら、慎重にアドバイスを送るようにしているという。