「うますぎる」 田中碧&三笘薫の“川崎コンビ”、超絶スキルからゴラッソ未遂に反響
4-0と快勝した名古屋戦、東京五輪世代コンビが演出した決定機にJ公式が注目
川崎フロンターレは4月29日、先行開催となったリーグ第22節で2位名古屋グランパスとの天王山に臨み、4-0で快勝した。開幕から堅守を誇ってきた相手に対し自慢の攻撃力が爆発したが、得点シーン以外でもMF田中碧とMF三笘薫が華麗な連係から決定機を演出しており、ファンから感嘆の声が上がっている。
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開幕12戦無敗(10勝2分)でリーグ最多30得点を誇る川崎と、12試合でわずか3失点の名古屋が激突した一戦だったが、試合は前半3分にあっさりと動く。川崎の三笘が左サイドからカットインしてゴール前へ斜めのパスを入れると、FWレアンドロ・ダミアンが落とし、FW旗手怜央がペナルティーエリア中央で右足を振り抜き先制点を奪った。川崎の勢いは止まらず、同10分にはMF家長昭博の高精度クロスからL・ダミアンがヘディングシュートで2点目。さらに同23分、田中の右CKをニアサイドでMFジョアン・シミッチが後方へフリックし、これに再びL・ダミアンが反応してリードを3点に広げた。そして後半39分、途中出場の22歳FW遠野大弥が豪快な一撃を叩き込み、4-0で快勝した。
“王者”川崎の攻撃力が光る一戦となったが、得点シーン以外でも数々の決定機を作っていた。その一つが前半35分のシーンだ。敵陣左サイドでショートパスをつなぐ川崎は、田中が三笘とのワンツーで相手を置き去りにすると、右斜め前方へドリブルを開始。名古屋が2人がかりで止めにくると、田中は右足ヒールで落とし、後方をクロスするように左斜め前方へ抜ける三笘にボールを渡した。スピードに乗った三笘は2タッチ目で相手DF木本恭生、3タッチ目でDF成瀬竣平をかわして縦へ突破すると、右足アウトサイドで決定的なグラウンダークロスを送ったが、ファーサイドに飛び込んだL・ダミアンにはわずかに合わなかった。
このシーンの映像を、Jリーグ公式ツイッターが「三笘選手がドリブル開始!! 川崎フロンターレの三笘薫選手が2人をかわして最後は絶妙なクロス」と綴って投稿すると、多くのファンが反応。「エグすぎ」「インサイドタッチやばすぎ」「観てて声出た!」「よくそのタイミングでパス出せるな」など三笘の技術を称える声のほか、「田中碧もうますぎる」「田中がバイタルに向けて運んでいった工夫が良かった」と田中の絶妙なチャンスメイクにも賛辞が寄せられた。
ともにU-24日本代表として東京五輪出場を狙う2人だが、“王者”川崎の一員として凄みを増しているようだ。