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1978年度「日本人ベスト11」 “天才”中村俊輔の世代、Jクラブの象徴的存在も選出
【日本人選手・年代別ベストイレブン|1978年度生まれ編】中盤は中村俊輔版の「N-BOX」を採用
日本代表やJリーグに数多くのタレントを輩出した輝かしい世代はいつなのか。ここでは日本の“学年”の区切りに合わせた年度別の「年代別ベストイレブン」を編成。今回は1978年度(78年4月2日~79年4月1日)生まれを見ていく。
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1978年度生まれの日本人元Jリーガーは、97名となっている。ここから日本代表に選出されて国際Aマッチに出場した選手は6名となっている。
まずチームの軸となるのが、日本代表で国際Aマッチ98試合に出場し24得点を記録、Jリーグだけでなくスコットランドの名門セルティックでも大活躍した“天才レフティー”のMF中村俊輔だ。かつて2000年代前半のジュビロ磐田が、MF名波浩を中心に組んだ「N-BOX」の中村俊輔版の布陣を採用したい。現在も横浜FCで現役Jリーガーとしてピッチに立ち続けているレジェンドを、中盤の中央に配置する。
MF陣のもう1人の日本代表経験者がMF中村直志だ。市立船橋高校時代には、高校サッカー選手権の決勝で中村俊を擁する桐光学園と対戦して勝利し、日本一に輝いた。卒業後は日本大に進学し、プロ入り後は名古屋グランパス一筋で活躍。中盤のほぼすべてのポジションでプレーし、献身的なプレーを見せた。中盤の左には、年代別日本代表で中村俊とW司令塔を務めた柏レイソル下部組織出身の天才肌であるMF大野敏隆を置く。
中盤の底に入る2ボランチには、湘南ベルマーレのレジェンドであるMF坂本紘司、ヴァンフォーレ甲府、京都サンガF.C.、徳島ヴォルティス、ガイナーレ鳥取と渡り歩いたMF倉貫一毅の2選手を並べる。2人は静岡学園高から期待を集めて磐田に加入したが、黄金時代を迎えていたクラブでは出場機会を得られなかった。移籍先のクラブでは象徴的な存在になった苦労人でもあり、2人の司令塔がいる中盤を支えてくれるだろう。
ファーストチームは非常にバランスが良くなったが、全体的に見るとこの年代は左サイドハーフ、左サイドバック、ボランチの選手が多い。そのためセカンドチームは中盤がフラットな4-4-2の布陣にし、ポリバレントなMF石原克哉を右サイドハーフに置いている。