メッシの芸術FKは“セーブ不可能” バルサで50本目の一撃に海外驚嘆「度肝抜いた」
2ゴールでバレンシア戦の3-2勝利に貢献、リーガ得点ランクで首位独走
リーガ・エスパニョーラで優勝争いを繰り広げるバルセロナは、現地時間2日に行われた第34節でバレンシアと対戦し、3-2で勝利を収めた。勝利の立役者の1人となったのは、やはりエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。GKが“セーブ不可能”な芸術的FKを含む2得点で、逆転勝利を導いた。
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試合はホームのバレンシアがセットプレーから先制する展開となったが、後半12分にPKを獲得。メッシのキックは元バルセロナのGKヤスパー・シレッセンに一度セーブされるも、そのこぼれ球をつなぎメッシが押し込む形で同点とした。同18分にはフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのシュートが決まり、逆転に成功している。
そして迎えた同24分だった。ゴール正面やや右寄りの位置で得た直接FKの場面で、メッシが得意の左足を一閃。シュートは壁を越え、ゴール右のポストを叩いてゴールイン。GKの手が届かない、まさにここしかないというコースへ正確に蹴り込んだ。この芸術弾が決勝点となり、バルセロナが3-2で接戦をものにした。
衛星放送「ビーイン・スポーツ」は「メッシが完璧なFKでバレンシアの度肝を抜いた」「リオネル・メッシはヤスパー・シレッセンのリーチを超えるアンストッパブルなFKを決めた」と、メッシのセットプレー精度を称賛している。
また、スペイン紙「マルカ」によれば、メッシにとってバルセロナで通算50本目の直接FKによるゴールだったという。メッシが初めて直接FKを決めたのが2008-09シーズン。年間4本以上のペースで直接FKを決めている計算となる。1シーズン最多記録は18-19シーズンの8本で、今季はこれが3本目だった。
そしてメッシはこれで今季リーガでの得点を「28」に伸ばし、2位のレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマに7差をつけて得点ランキング首位を独走している。残り4試合での逆転優勝を果たすためには、やはりこの男のゴールが必要だ。