浦和監督が各ポジションに求める“資質” 「日本では一般的ではない」欲しい選手とは?
MFには攻守で「コンプリートな能力」を要求
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が、母国スペインの大手紙「マルカ」で連載中のコラムで、各ポジションの選手にどのような資質を求めるかを詳細に明かしている。
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徳島ヴォルティスを4年間率いてJ1昇格に導き、今季から浦和に就任したロドリゲス監督は、戦術の浸透に時間を費やした開幕当初は苦しんだものの、4月に入ると公式戦7試合を5勝1分1敗と一気に結果を好転させた。また、ルヴァンカップでは若手とベテランをミックスした起用で成長を促すなど、チームマネジメントにも卓越した手腕を発揮している。
これまでオンライン会見などで折に触れてポジションごとに求める能力を話すこともあったが、自身の連載ではGKからFWまで、すべてのポジションに対して求める資質を整理している。
「GKは相手チームを引き付けるために足でプレーする能力、そしてフリーの味方を見つけゲームを読んで決定づける能力が必要だ。私はビルドアップ能力のあるセンターバックを好むが、同時にエリア内を制圧する能力が欲しい。サイドバックは私のやりたいサッカーの基礎になる。高い位置でプレーでき、時には中盤に入ってプレーできる選手を好む。多くの人が驚くが、これは私が頻繁に使用する戦術なので考慮に入れる必要がある。
MFも重要で、彼らの資質と能力でチームの特徴が決まる。そのため、私はコンプリートな選手を求める。100%攻撃的でも守備的でもなく、ボールをプレーする優れた能力に加えて運動量、インターセプト、プレッシングができること。そして、日本では一般的ではないが『ウイング』と呼ばれる選手も欲しい。彼らはアウトサイドでのプレーヤーであり、速く、直線的で1対1の能力があり、アップダウンすることによる守備的な能力を持っていることに惹かれるからだ」