伊メディアが本田とアドリアーノの献身性を称賛 低調なミランに「必要不可欠な2人」
辛勝したボローニャ戦で最高評価タイ 2人は「戦士である」
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、1-0で勝利した7日の敵地ボローニャ戦でトップ下としてスタメン出場し、後半39分までプレーした。そのプレーぶりについて、イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、「本田とアドリアーノはミランの犠牲的精神」として、攻撃的なポジションで出場した2人の献身的なプレーを特集している。
このボローニャ戦について、チーム全体の出来については「技術的な前進は見られず、説得力のあるゲームでもなかった」と、低調なプレーに終始したと一刀両断にしている。そうしたなかで、トップ下で出場した本田と2トップの一角でプレーしたFWルイス・アドリアーノについて「彼らのダーティなプレーがチームを助けている」と、汚れ仕事を厭わない献身的なプレスバックが勝利を引き寄せたと分析している。
実際に、同サイトでは試合後の採点で決勝ゴールとなるPKを決めたFWカルロス・バッカではなく、本田とアドリアーノの2人に「6.5点」を与えてチーム最高評価タイとしていた。そして、ミハイロビッチ前監督からクリスティアン・ブロッキ監督に移り変わったチームの中で、「最も欠けていたものをこの2人の選手がチームに与えている」と称賛している。
このゲームは、これまでスタメン出場していたFWマリオ・バロテッリが体調不良を訴えて急遽欠場となった。そのためにアドリアーノにチャンスが回ってきた形だが、独善的なプレーが目立つバロテッリとは対極的にマイボール、相手ボールの局面を問わず豊富な運動量でチームの潤滑油になったブラジル人FWと本田を「戦士である」と表現している。
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