ソン・フンミンの「涙の歴史コレクション」 失意の“泣き姿集”を母国メディア作成
今回のカラバオ杯だけでなく、2011年アジア杯や14年ブラジルW杯でも号泣
トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは、現地時間25日に行われたカラバオ・カップ決勝でマンチェスター・シティに0-1で敗れ、優勝を逃した。またもや悲願のタイトル獲得が叶わず、人目をはばからずピッチで悔し涙を流した姿が話題となったが、韓国メディアはこれまでのエースの「涙の歴史」にフォーカスしている。
29歳のライアン・メイソン氏が暫定監督に就任したトッテナムは、カラバオ杯3連覇中のシティと決勝で対戦。試合は拮抗した展開となるが、0-0で迎えた後半37分、セットプレーからDFアイメリック・ラポルテに決勝弾を決められ、13年ぶりのタイトル獲得とはならなかった。
3トップの一角でフル出場するも、チームを優勝に導けなかったソン・フンミンは試合後に悔しさを隠し切れず、ピッチに座り込んで号泣。シティのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンとイングランド代表MFフィル・フォーデンに慰められる様子が、カメラに映し出されて英衛星放送「スカイ・スポーツ」などで取り上げられた。
トッテナム6年目に突入したソン・フンミンはこれまで、2016-17シーズンにプレミアリーグ2位、18-19シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ準優勝と、いずれも優勝に一歩手が届かず、これが“3度目の挫折”。そのなかで、韓国のスポーツチャンネル「MBCスポーツプラスニュース」は、「嗚咽したソン・フンミンによる“涙の歴史”コレクション」と題して、そのほかにソン・フンミンが悔し涙を流したシーンをピックアップしている。
「ソン・フンミンが再び泣いた。カラバオ・カップ決勝でマンチェスター・シティに敗れ、涙を流したが、2011年アジアカップ、2016年リオデジャネイロ・オリンピック、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)まで、ソン・フンミンの『涙の歴史』をまとめた」
7分37秒に及ぶ映像では、カラバオ・カップ敗退後にピッチに座り込んでいるところをトッテナムのウェールズ代表FWギャレス・ベイルに起こされる失意の姿からスタート。2011年のアジアカップ準決勝でPK戦にもつれる死闘の末にライバルの日本に敗れると、ソン・フンミンは号泣し、元韓国代表MFキ・ソンヨン(現FCソウル)に肩を抱かれてピッチをあとにした。さらに、2014年のブラジルW杯ではグループリーグ未勝利(1分2敗)で敗退を喫して号泣。2016年のリオ五輪ではグループリーグでドイツ相手にゴールを挙げるも、ベスト8でホンジュラスに敗れ、またしても涙をのんだ。
勝負に真剣ゆえの感情だが、韓国国内でもソン・フンミンの悔し涙の印象は刷り込まれているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)