「ソンは日韓戦を楽しみに」 反町技術委員長、コロナ禍開催の3月代表戦“舞台裏”明かす
6月には東京五輪世代にOAを合流も?「チーム強化のために…」
「あくまでも技術委員長としての所感を述べれば、東京五輪本番で試合巧者になるために、OAは必要だなとも感じた。SAMURAI BLUE(日本代表)の韓国戦を見ていても、吉田麻也(サンプドリア)なんかはオーラが全然違った。日本はこの試合で鎌田大地(フランクフルト)がキム・ヨングォンを向こうに回して見事なドリブルシュートを決めた。吉田にも似たシチュエーションがあったが、難なく1対1をさばいてみせた」
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吉田の冷静さを評価しつつ、U-24日本代表には試合をコントロールするOAがカギを握るとした。また、今回の活動から得た知見は日本五輪委員会(JOC)にも報告済み。JOCの会議に反町技術委員長が出席し、15分ほどプレゼンテーションをしたといい「我々の経験をこの夏の東京五輪、パラリンピックに役立ててもらえるとうれしい」と振り返った。
次の活動はA代表が5月28日にミャンマー、6月7日にタジキスタン、同15日にキルギスとW杯2次予選を戦い、同3日と11日にキリンチャレンジカップの計5試合が控えている。また、U-24日本代表も同5日と12日に強化試合を実施。3月にはA代表とU-24日本代表はバブル間で移動することは控えたが、6月には可能になるかもしれないと反町技術委員長は語っている。
「コロナ禍で積んだ昨年秋の欧州での知見、この3月の日本での知見を土台に、6月はバブルとバブルの間で選手を動かすことができるかもしれない。例えば、5月28日のミャンマー戦でSAMURAI BLUEが最終予選進出を決めたら、東京オリンピックのチーム強化のために、SAMURAI BLUEからOAの候補者を抜いて、U-24のチームに合流させるようなことが。もちろん、それはサッカー界だけで勝手に決められることではなく、関係各方面と慎重かつ丁寧に話し合いを進めていく必要があるのだが、とにかく、3月にしっかり活動できたことで、6月以降に『1チーム2カテゴリー』の強みを、さらに生かしていける態勢が整ったことだけは間違いないと思う」
コロナ禍で行われた3月の代表戦。反町技術委員長は様々な手応えを得たようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)