無冠アーセナルが因縁のオファー!? リバプールの”ガラスのエース”を48億円で獲得に動くか
FW補強が急務のアーセナルがスターリッジに白羽の矢
ストライカーの補強が急務とされているアーセナルが、リバプールのイングランド代表FWダニエル・スターリッジを3000万ポンド(約48億円)で獲得する可能性が高まっている。地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。
アーセナルは3年ぶりの無冠が決まり、アーセン・ベンゲル監督はサポーターやメディアから批判を受けている。特に後半戦沈黙を余儀なくされたフランス代表FWオリビエ・ジルーに対する不満は爆発しており、ストライカーの補強は急務とされている。
そのなかで白羽の矢が立てられたのは、リバプールの点取り屋だった。26歳のストライカーは近年故障の連続でリハビリの日々を長らく過ごす”ガラスのエース”だが、UEFAヨーロッパリーグ準決勝ビジャレアルとの第2戦でゴールを決めるなどの活躍を見せている。
アーセナルにとっては因縁のオファー再びとなる。現バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、2011年1月から14年夏までリバプールで活躍。ベンゲル監督は13年にスアレス獲得に動いたが、結局失敗に終わっていた。違約金が4000万ポンド(約64億円)に設定されていたというが、アーセナルは4000万ポンド+1ポンド(約160円)というケチ臭いオファーを送った。当時リバプールを率いていたブレンダン・ロジャース前監督は、このオファーを「ジョークとして受け取った」と語るなど、リバプールは取引に応じなかった。
この”ドケチ”オファーが契機となり、両チームでの移籍交渉は凍結状態となっていた。ストライカー獲得に血道を上げるベンゲル監督は、因縁のオファーに打って出るのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images