トッテナムOB、“ソン・フンミン流出阻止プラン”を提示 「トップの監督が来て…」
カラバオカップ決勝で敗れた後のソン・フンミンの姿にOBポール・ロビンソン氏は感銘
トッテナムは現地時間25日に行われたカラバオカップ決勝で大会3連覇中のマンチェスター・シティに0-1で敗れ、2008年以来となるタイトル獲得を逃した。試合後、打ちひしがれた様子の韓国代表FWソン・フンミンの姿が話題となったが、かつてトッテナムで活躍した元イングランド代表GKポール・ロビンソン氏は、ソン・フンミンの残留を望んでいる1人のようだ。英メディア「Football Insider」が報じている。
2015年にトッテナムに加入したソン・フンミンが決勝を戦ったのは、2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝以来。2度目の準優勝という結果に、人目をはばからず涙した。
その姿を見て、ロビンソン氏はソン・フンミンとトッテナムのサポーターの間に、強い結びつきがあると感じたようだ。
「ソンは、スパーズに長い期間、在籍している。サポーターにとってどんな意味があったか、分かっているんだ。トッテナムの選手とサポーターには、強い絆がある。その結びつきがあり、勝てなかった時、彼らを失望させた責任を感じて、ファンに報いたいと思うんだ。あれだけ素晴らしいクラブなのに、あまりにも長い期間、タイトルを取れていない。トロフィーを勝ち取る資格があるのは、彼であり、ハリー・ケインであり、ウーゴ・ロリスのような選手たちだよ」
イングランド代表FWハリー・ケインとともに、チームの得点源となっているソン・フンミンは、クラブから週給20万ポンド(約3000万円)の5年契約のオファーを受けている。だが、契約期間が残り2年となったなかで、正式サインには至っていない。ロビンソン氏は、彼をクラブに留めるためにも、新指揮官にトップレベルの監督を連れてくる必要性を語った。
「この夏、クラブがソンのような選手を残留させられることを願っているよ。こうした選手たちに報いるためには、トップの監督が来て、タイトルを取れるようにならないといけないんだ」
一部には、モウリーニョ監督の解任は、関係が悪化した主力選手たちを残留させるためとも報じられている。果たして、トッテナムは新シーズンに向けて、選手たちがともに戦いたいと思える監督を連れてくることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)