”トップ下”本田のサイドに流れるプレーに伊紙が苦言 「スヌーピーの毛布のように不足」
伊紙らしい比喩で本田の動きに苦言
トップ下を務めた本田は、中央で好機を演出しようとした。だが、時間帯に応じてサイドに流れ、攻撃の起点を作ろうとしたが、その効果は乏しかったと指摘されている。人気キャラクター『スヌーピー』のお腹に申し訳程度にかかる毛布のように、他のエリアがむき出し状態になり脅威にさらされたとの独特の比喩で、本田のパフォーマンスを評している。
シュートは1本。インターセプトは4回。パスは53回というプレー内容だったが、またも得点やアシストという結果を残せず。最高点はPKを奪ったルイス・アドリアーノの7点、最低点はMFクツカの4.5点だった。
ベルルスコーニ会長が偏愛する4-3-1-2システムはいまだ機能不全のまま。本田もまた、トップ下の一番手であるイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが故障欠場している間に、結果を出すことができていない。
今季はリーグ戦1得点3アシスト。暗黒期にあるミランの背番号10は、昨季の第8節以降でわずか1ゴールしか奪えていない。攻撃的MFとしては衝撃的に乏しい数字のまま、今季のリーグ戦も残り1試合となった。最終節の強敵ローマ戦で、意地のゴールを決めることができるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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