浅野拓磨、今夏“6億円”移籍の可能性浮上 現地メディア報道「価値は大幅に向上」
クラブの財政的な事情から放出の可能性指摘、欧州5大リーグでのプレーを本人希望か
セルビア1部パルチザンの日本代表FW浅野拓磨に、今夏移籍の可能性が浮上している。現在リーグ2位の18ゴールをマークする日本人アタッカーの去就について、セルビアメディアはクラブの財政的な事情から放出の可能性を指摘した。
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浅野は2019年夏にアーセナルからパルチザンへ完全移籍し、3年契約を締結。加入1年目の昨季はリーグ戦23試合4ゴールにとどまったが、今季はシーズン序盤から得点を量産し、欧州主要1部リーグにおけるシーズン日本人最多得点記録を更新する18ゴールをマークしている。
一躍パルチザンのエースへと成長した浅野だが、ここに来て去就の話題が浮上。セルビアメディア「mozzart sport」は「パルチザンはキャリアで最高のシーズンを過ごしたウインガーを移籍させるには夏が理想的だと考えている」と、今夏にクラブを退団する可能性を報じた。
同メディアによると、パルチザンは浅野の報酬とアーセナルへの補償金で200万ユーロ(約2億6000万円)の負担をかけており、契約延長すればその額はさらに膨らむことになるという。そうした財政的な事情から、金銭的なリスクを冒してクラブの財源を圧迫するよりも、移籍金が得られる今夏に売却したほうがよいと考えているようだ。
記事では「浅野の価値は大幅に向上した。パルチザンは500万ユーロ(約6億5000万円)を要求できるだろうと考えている」と綴られた上で、新天地候補にも言及。「どこからオファーが来るかは、パルチザンにとってはあまり関係ない。彼は『5つのリーグ』のどこかでキャリアを続けることにしか興味がないらしい」とされ、イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスのいずれかのリーグを希望していると記された。
一方で「セルビア・スーペルリーガが15年前に創設されて以来、パルチザンの外国人選手でそのミッションに成功したのは2人だけだ」と、欧州5大リーグへの移籍が稀なケースであることも指摘。これまで、イングランド(アーセナル)とドイツ(シュツットガルト、ハノーファー)のクラブに在籍してきた浅野のキャリアに今夏、新たなクラブ名が刻まれることになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)